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▲湯たんぽと猫→194話
【猫川柳】
湯たんぽと猫とまるまる 星の夜
ここ数年、寄る年波に、夜はカミさんが湯たんぽを入れてくれるようになりました。温かいのですが、酒を飲んで正体なく眠る僕は、低温火傷で病院通いとなりました。
そう言えば体に傷を発見しても、いつどこでつけたものやら分からぬことが多くなり、毎日会っている部活の部員を前にその名前を失念することもしばしばです。心優しい部員たちは心得ていて、指をさすと「○○です」と自分の名前を言ってくれますが、記憶装置はスカスカ状態。
いつぞや試合に出かけたのですが、集合してみると他校選手が誰もいません。確認すると、まず、場所が違っていました。それだけではありません。更に日時も違っていました。部員たちは「そこまで違うと怒る気にもなれません」と許してくれたので、アイスを買い与えてごまかしました。
カミさんも、ついこの間、僕の焼酎を水と間違えて花にやってしまったそうです。花はさぞ気持ちよかったことでしょう。
唯一元気だった猫も、今年は12歳。僕らとほとんど同年齢で、遊んでやっても意気地なくすぐ疲れ、寝ていることが多くなりました。
みんなで、寝ている合間を起きているって感じでしょうか。
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