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Pilot's note NZ在住Ashの飛行士論

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NZ在住のパイロットAshによる飛行士論です。パイロットの就職、海外への転職、訓練のこと、海外エアラインの運航の舞台裏などを、主に個人的な経験に基づいて事実と意見を織り交ぜ、毎回…
自分が訓練生だった時に、こんなレポートがあったらよかったな!と思えるような内容を意識しています。自…
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2021年11月の記事一覧

失敗の原因を考察していたら、とんでもない結論が出てひっくり返った

前回の記事に書いたとおり、ラインチェックのフェイルを受けて、飛行技倆の改善が急務となりました。 訓練中はほとんど指摘の入らなかったランディングで落とされてしまったので、最初結果を聞いた時は、正直なところ、 そう思いました。それまでの訓練では、ランディングがことさら苦手だ、という評価がなかったので、余計に。訓練中に指摘もされず、蓋を開けたら「お前の着陸は落第だ!」と言われたのですから、無理もありません。 時間が経って考えてみて、ひっくり返ったところが、時間が経ってからよー

エアラインのチェックでフェイルするとどうなるのか

先日、ラインチェック(路線審査)がありました。普通のオペレーションをPFとPMの両方2セクターずつ、4セクターやって通常運航に耐えうる技倆と知識があるかを試されます。結果はいかに、、 ラインチェックで、まさかのフェイル(落第)をくらいました。 更生の見込みがあるのか会議にかけられるエアラインでチェックにフェイルするとどうなるのか、私も知らなかったのですが、会社のトレーニングマニュアルに従い、しっかりとフローが決まっています。 まず、フリート(機種)レベルのトレーニングマ

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AshのATRお勉強ノート

ラインチェックが近づいて来ているので、今回は、自分のフライトの振り返りをそのまま載せることにしました。自分の勉強をコンテンツにしてしまおうという姑息な話です、はい。文字ばっかりの無編集、起承転結はありませんので、あしからず。 プランニング10分前に着くもすでにキャプテン到着し、プラン完了していた。PCR検査受けるために早く来ていたという。 今回は国際線でクライストチャーチまで来て、そこからネイピアに乗り継ぐトンガのラグビー選手を運ぶチャーター便。いつもより遅い時間なのはそ

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