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病院での当たり前(拘束)に感じた衝撃を、忘れたくない。

介護施設では、拘束は認められない。

それは、もう「当たり前」なこと。

手足を縛るなんて、もってのほか。

ベッドの柵や車椅子のベルトだってもちろんだめ。

もっと言ってしまえば、「~してはだめ!!」だって、スピーチロックなので、やってはならない。

とはいえね、もちろん、少ない人数で事故が起きないようにしないといけないし、そんな綺麗事だけではすまされない。

でも、その度に、みんなで「何故、その人はそういうことを、するのか?原因があるはず。その人の為には、どうしたら、いいか?」を真剣に話し合う。

だけど、病院でのこの対応はなんだろう。

点滴の管を抜く(かもしれない)から。
動くから。
治療に支障があるから。

そんな理由で平気で手足を縛り付けたり。
ミトンは拘束じゃないなんて感覚で。

だれだって、病院のベッドで、日常を奪われ、明日の希望も見いだせず、オムツに排泄して、呼んでもなかなか変えてくれなくて、不安で苦痛で仕方ないのに。

ちゃんと説明もせず、その人の気持ちに寄り添いもせず、縛り付け、手袋やツナギをきせ、言葉と目線で、その人を鋭くさす。

人は病気でなくなるのではなく、あきらめてしまうのだ。周りの視線で。

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