誰かに相談することで、今の状況を変えられるかもしれない(エッセイ)
この記事は、適応障害と診断され光の速さで会社に行けなくなりそのまま辞める前に書いた記事です。
このとき、クリニックで適応障害と診断される前でした。
母や父に相談し、もう少し頑張れそうと前向きになれたものの、クリニックで薬をもらったほうが良いかなと思いながら向かった電車内で書きました。
もう少し頑張れそう、頑張ろう。そう思った矢先、医師に休職を強く勧められました。派遣だから休んだらクビになる、と言っても、君は休まないとどんどん悪化するよ、良くないよの一点張り。
納得できないながらも、診断書という名の印籠をもらい、ついつい、派遣の営業さんにメールを出してしまいました。
あのとき、クリニックに行かなければ、今も仕事を続けていただろうか?営業さんに見せなければよかっただろうか?
そんな考えがよぎり、辞めた直後は罪悪感と後悔で息ができなくなりました。
辞めたら楽になる、そう思っていたのに。
ただ、派遣先の会社に向かって直接謝り、療養してね、ゆっくりしてねと言われたことで、気持ちが楽になりました。
今の私は、元気です。将来は不安だらけで、働いていないことに対する後ろめたさはありますが、動き続けることで生きている実感が湧いてくるのです。
今は就労移行支援施設の存在に救われています。障害者手帳のない私には転職活動は厳しいでしょうが、長い長い人生の中で、立ち止まるのも悪くはない、すぐに仕事を始めようとしても、弱い自分のままでは、またやめてしまいます。
あのとき、クリニックに行かなかれば、他の人と仲良く仕事できていただろうか?楽しく仕事できていただろうか?
そんなことはありません。というか、今更考えても仕方ないです(笑)
やりたくもない仕事、築けない信頼関係…遅かれ早かれ辞めるなら、あれで良かったかもしれないと思っています。別に完全に嫌われていたわけではなく、気にかけてもくれていたし、イジメられてたわけでもないのに…と思います。ただ『空気』だっただけ。仲良さそうに話していても、私はどこまでも部外者だった。それだけで、心を病むには十分でした(笑)
頑張ろうと思ったときに書いた記事を、また読み返すのは辛いです。
ただ、あのとき、頑張ろうと思っていた自分がいたことを、ここに記しておきたいのです。
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ソラリスです。前回、転職することにかんし、かなりネガティブな記事を書きました。
※「中途半端なまま転職すると後悔するハナシ」のこと。
同じように失敗して同じような苦しみを感じてほしくない、そういう考えからでした。
私は人から何考えているかわからないといわれることが多かったですし、今もそうかは分かりませんが、とりあえず仕事についてはもう少し頑張ろうと今は思っています。
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この鬱々とした気持ちから脱却したい、誰かに話を聞いてほしい、自分を認めてほしい。
そういう思いから、父にも私の今の状況や思いについて相談しました。
父は黙って聞いてくれました。「うん、うん」と言いながら。
職場で孤立しつつある現状、
なんの話をしてよいかわからず食事が苦痛、
副業としてライターをやりたいけど現況仕事しながらはキツくてできない、
前の仕事よりも今の仕事のほうが大変、間違えたらどうしようと毎日不安、
安定を求めるなら、公務員目指したほうが良いのだろうかとも思っている。
そんなようなことを話しました。
父は私の話を聞いたうえで、特に否定するでもなく自分の話をしてくれました。
はじめに務めた会社を、たった一年で辞表を出し、他の上司や先輩にその後一年間止められ続け、精神的に参った話、
その後海外に行ったり研究したりして、フリーターのように過ごしていた日々。
あまり父の職については詳しくかけませんが、その後父は努力してとある職に就きました。
はじめは英語がうまく話せないことで孤立し、難しい単語や文脈が理解できず、文書を書くにも何をするにも大変で、一人でこっそり泣きながら耐え忍んていたと話していました。
父の仕事がら、海外赴任も長くありましたが、父は海外のほうが生き生きと働ける性格だったようでした。
あまり詳しくかけないので、ぼかして書きましたが、要はずっと入りたいと思っていた仕事についても、毎日後悔していたと言っていました。
それでも働き続けたのは、やはり家族がいたからで、みんなの生活を守るためにも、努力し続けてくれたということです。
そんな父は、私の現状や思いについても、否定せずに意見を言ってくれました。
相手に否定されても、何を言われても、自分がそうだと思えればそれで良い。
イエス・キリストは、自分は神だ、素晴らしい人間だと言い続けたが、磔になって亡くなりました。
「彼は究極だ」
と父は言いました。
自分は神だ、素晴らしい人間だと、最後まで信じ続けられた人間。
自分がそうだと思っているなら、周りから何を言われてもそうだと思える。
たとえ、「君の生き方は間違っている、〇〇歳なのにフリーターなんて…、結婚もせずにこんなこと…」
周りに色々言われても、自分がそれが良いと思っているならそれが良いのです。
心の持ちようが大事で、周りは好き勝手言いますが、自分自身が素晴らしい人間で間違っていないと思い続けられたら、それが一番良いのだと思います。
「私は、職場の人から嫌われているかも、嫌われてないかもしれないけど…」
そんな話もしました。
父は、嫌いと思うのはつかれるから、嫌われることはあまりない。ただ、無視されることはある、と言いました。
私は今、どちらかというと無視されているので、それが1番近いと思いました。何となく、あの人と話したくない、だから無視しよう、そういう感覚なのだろうと思いました。
嫌いというのは、すごく疲れるもので、嫌い、と思い続けるのも、自分にとって悪影響が出ると言いました。
確かに、誰かを呪い続けて生きるのは、キツイことです。
私が前職をやめたことを後悔しているのも、正直キツイです。後悔しても何も始まらないし、まるでその時点で人生が終わってしまったかのように思えてくるからです。
ただ、辞めたことで、比べることができたでしょう?と父は言いました。
辞めなければ、比べることなんてできなかった。自分が恵まれていたかどうかなんて、わからないまま、不満を持ち続けていたでしょう。
いっそのこと、100回くらい会社を辞めて、101回目の会社でようやく合う会社を見つけました!というくらいの方が、ライターになるなら面白いのではないか?と言われたときに、気持ちが楽になりました※「101回目のプロポーズ」が3回目とかだったら面白くないでしょう?(笑)と。わかりやすい例えでした。
「1週間で辞めてみた」とか、「これをやったらクビのなった!」とか、いっそそのくらいのゲーム感覚で人生を楽しめたらよいのではないか?と。
怒られても、少年漫画にあるように殴られたり命の危機に瀕するようなことは、この日本にはあまりありません。少なくとも、私の働いている場所では、そんな恐ろしいことはありませんでした。
ライターになりたいのであれば、経験から書いた方が、説得力があるのではないかとも言っていました。もちろん、知識を身に着けることも大切ですが、本から得た知識だけではなく、実際の経験から書いた方が、人の心を動かすのではないか?と言っていました。
私が今noteを書いているのは、回顧録ではなくて、まさに今もがきながら生きている記録を書くことで、これを読んでいるどこかの誰かを励ますことができるのではないかと思うからです。
私にとって、人生は一種の物語だと思っています。物語は、挫折や困難がなければ、面白くなりません。どんな物語でも、主人公には苦難が待っています。ラブコメのような話でも、人間関係に悩み苦しみながらも笑って生きているような主人公が多いです。
ある大好きな漫画家が、配信で言っていました。
「物語をエモくするには、主人公が最も嫌がることをする」
と。主人公が嫌がることを作者がする。そうして主人公を追い詰めることで、乗り越えたその瞬間に、「エモい」が生まれるのだと思います。その作者の作品は、確かに主人公を絶望まで追い込んで乗り越えさせるような作品です。
人が感動するのは、挫折を乗り越えて幸せになる話だと思っています。何の苦難もない平凡な人生が存在しないように、誰かの人生が誰かの道しるべになりうると思っています。
私は今、「心の骨折」と言われる状態だと医師に言われていますが、これを乗り越えたら、最高にエモいのではないか?と思っています。
どんなにつらくても生きづらくても、読者が見たいのは最後にハッピーエンドになる物語だと思っています。
だから私は、自分の物語である人生をハッピーエンドにするために、挫折も困難も乗り越えて、読者が嫌がるバッドエンドを、全力で回避したい。
私が成功しても、誰も喜ばないかもしれない。ただ私は成功したいわけではないのです。ただ自分らしく生きて自分らしく死にたい。自分らしさを探す旅に出て、自分の生きたい道を走り抜けたい。
挫折なんてしない方がいいです。それでも、生きていれば必ず何かしらの困難があります。それを乗り越えても、また困難がありますし、絶望することもあると思います。
ただ最後に、ハッピーエンドで終わってほしい。誰もが望んでいるのは、ハッピーエンドだと思います。
人生はゲームであり、物語であり、道しるべです。私はあなたの話が聞きたいし、私の話を聞いてほしいです。
これを読んでくれた皆さんに、幸あれ!!
※途中までしか書いていなかったので、100回会社辞めたら~辺りの話からはたった今書きました。
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