2021年3月11日
毎年、この日はなるべく予定を入れないようにしている。
東日本大震災で叔父といとこたち3人を亡くした。私が中学3年生の頃だった。
当時地震を感じる場所には住んでいなかったけれど、親戚の身に降りかかった天災に右往左往した身としては寝食は困っていない被災者のような、でもそんなこと思うのがおこがましいような、そんな日々を過ごした。
この日が確実に私の生死感を変えたし、年齢的にもそもそも生死について自分の脳みそで考えるのが初めての機会だったような気がする。
そんな今日、いろんなテレビを見る気持ちには10年経った今もなれなくて、インターネットソースを見ながら、思い出に浸りながら泣いていた。
この日は毎年どっぷり3.11に浸かっていい日にしている。
青空の下で黙祷して、亡きみんなに、そして東北で関わったみなさんの大切な人に、すべての命になんて傲慢かもしれないけど祈りを。
今日は私になにができるんだろう、なにもできないけどどうあれるんだろうと問う日。
そしてまた毎日を送るための原点に還る日。
2021/03/11, 14:46