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機能性ディスペプシア闘病記

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日本の新国民病とも呼ばれる機能性ディスペプシアの闘病記です。人生全体に関わるものだったので、発病前(幼少期)から完治までの流れを綴ります。
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#いじめ

生徒会独裁日記[機能性ディスペプシア闘病記-5]

イギリスから帰国して開き直った僕は、生徒会長に立候補することに決めた。 時系列が前後する。 ストーキングをしていた女子は、2年の1学期に僕に無理やり性行為をしようとしてきた。 恐ろしくて突き飛ばした翌日から、学校に来なくなってしまった。 もっと早く大人に相談していれば、とか、もっと早く毅然とした態度で接していれば、とか、相当悔やんだ。 厳密には2人、同級生に相談したことがあったけれど、 「そんなに好かれてるなら、ヤっちゃえば」 くらいの返答だった。 それは双方の気持ちを本

英国見聞録[機能性ディスペプシア闘病記-4]

金八先生のドラマにハマって、毎朝1時間、お説教を存分に味わってから登校するのがルーティーンになった。 学区のハズレに住んでいたから、徒歩30分ほどかけて登校していた。 行き帰りの時間はずーっとイヤホンで海援隊の曲を聴いていた。 校則違反である。 懐かしのMDウォークマンである。 校則違反である。 海援隊のCDのみならず、武田鉄矢さんの著書も全て集め、すっかり傾倒してしまった。 金八先生と武田鉄矢さんは別人であるのは百も承知で、それぞれ欠点も含めて素敵だと思っている。 2年

あの人のように [機能性ディスペプシア闘病記-3]

初恋は小学5年生だった。 白いブラウスの似合う、お嬢様風の子だった。 当時の小学生では珍しく、日傘をさしている子だった。 ある日夕暮れに理科室へ忘れ物を取りに行ったら、彼女が窓辺でひとり泣いていた。 わけを訊いても何も話さないので、「僕の失敗談ベスト10〜!!」といきなりダサい自分のエピソードトークをしてみた。 しかもベスト10と言いつつ、7つくらいしか浮かばなかったし。 彼女は途中でくすくす微笑んでくれて、最後にはゲラゲラ笑ってくれた。 これが僕の恋の原点なのだけれど

「ま、いっか」の先生 [機能性ディスペプシア闘病記-2]

前回、それなりに暗い感じで少年時代を綴ってしまったけれど、僕としてはあの環境が普通であった為、体感としてはそこまで苦痛ではなかった。 まだ他の家と比べて我が家が変わっている、ということも認識していなかったからかもしれない。 小学1〜3年くらいはそれでも引っ込み思案で、おとなしい子だった。 勉強の成績もあまり良くなく、パッとしない印象だったろう。 小2の頃、仲の良かった同級生が、成績不振を理由に担任から怒られていた。 「もっと頭のいい子を見習いなさいよ!ほら、頭のいい子、