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空寝ひつじ
2022年2月4日 20:25
【99匹のうちの1匹 】時が経てば経つほど、自分が、汚れていく気がする。制限の緩和。僕らが毎日 目にしているものは、実際ほとんどを僕は知らない。君も、ほとんど知らない。あいつも、あの子も、知らない誰かも。自分の知らないを集めたら一人の人間が出来上がった。僕の成り損ない。そんなもの。でも、僕にはソレに成れなかった。その集団は僕に襲いかかって(襲いかかってなんていない。ただ、僕には襲いかかっ
2022年2月11日 20:22
【99匹のうちの1匹】理解の再確認が無知と捉えられること。黒猫にでもなって、どこまでも優雅に歩いていたかった。野良になって威嚇したまま過ぎ去ってしまえる日を、夢見てた。あたたかい布団の中。自分の中の自分をナイフで刺されている。やわらかな、ゴム製のナイフ。深くは突き刺さっていないが、確かに、ぼくの核を貫いていた。浅い場所に数多存在する、ぼくの核。突かれる度に吐き出される劣等は加速して、ヒ
2022年2月19日 21:49
【99匹のうちの1匹】僕はキミの助けにはなれない。指のスライドで、キーボードのプッシュで、繋がったキミに、僕はなんとでも言える。ただの他人だ。キミがどう思っているか、なんて僕にはホントはすごく、とても、関係がないし、それよりキミの晩ごはんが知りたいな。明日の天気が晴れではない事。僕の腹は黒く澱んで、そうしてポッカリ穴が開く。だれもその穴を知らないし、僕は、それを知られたくない。そうし
2022年2月27日 19:51
99匹のうちの1匹無数に伸びる手が、ちから無く垂れ下がっている。ぼくを蝕む無知が、理想が、夢が、追いかけてくる。夢を見た。好きと嫌いは表裏一体。攻撃的であればあるほど、僕には魅力的に見える。関心のない君のこと、全く知らないを笠に着て、受け入れさせてよ。僕は味方だよって、根拠のない安心をさせてほしい。僕は無関心なフリをして、劣情を抱いている。感情の一致なんてできないから、したくな