【本の内容がほとんどない「ラストステージ」 私の感想】
人は再生できるのか?
もう一度 前を向いて
歩こうと思えるのか?
私のこれまでを
想いかえしながら
読みました。
私は、この本の主人公
洋子のように
大切な人を亡くしたという
立場ではないけれど
「もう死んでもいい」
「ここまま死ねたら
どんなに楽だろう」
「明日なんか来ないほうが
幸せなのに…」
と思っていた時があって
生きる気力を無くした私と
洋子を比べることは
できないんだけれど
なんで私はまだこうして
生きていけてるのかを
この本を通して考えました。
〝生きている不思議″
〝死んでいく不思議“
「千と千尋の神隠し」の
「いつも何度でも」の歌詞
ほんとにそう
絶望があっても
自分の人生や
運命にあらがうことなんて
できないんだと
つくづく思った
あんなに死ぬことを
望んでいたのに
私は生きている
それは生きることで
まだ何かやるべきことが
あるから?
あのまま死んでいたら
きっと死んだ先で
後悔していた?
どうなんだろう?
そして洋子の
立ち直れなさぐあいも
私は、すごく共感できた。
包丁を思い切って
お腹に刺そうと思った
その気持ちが
すごくよくわかってしまった。
生きることと
死んでもいいは
手をつないでいて
その日、その瞬間で
変わっていく
それでも生きることを
選んだのだから
前を向いて
明日を信じて生きる
洋子のことを私は
自分のことのように
思いながら
最後まで読んでしまった
いつか人生を全うして
本当の意味で
死を迎えるとき
あの時、
生きることを
選んでよかった
そういう生き方をしようと
改めて思い願った。
絹代さん、
ステキな本を
ありがとうございました。