【あらすじ・感想】成瀬は信じた道をいく 宮島未奈
前作「成瀬は天下を取りに行く」の続編小説。
成瀬は高校三年生となり、受験シーズンを迎えていた。
受験から大学生にかけての成瀬が5つの短編に収録されている。
どの話も面白くて元気が出る。
いつも通りのブレない姿勢、何事も公平に判断し、誰に対しても態度を変えずに一貫して対応する成瀬。
独特だけど、癖になる成瀬にまた出会えたのがとてもうれしかった!
知らず知らずのうちに、多くの人を巻き込み、影響を与えている。
特に意図したわけではないけど、自分のしたいことを一生懸命してきた結果にくっついてきた感じ。
やっぱり成瀬は成瀬で、たくさんのことに興味を持ち、したいことをしたいままに突き進むカッコよさが素敵だった。
こんなに自分の気持ちに素直になれるのがとてもうらやましい。
私は自分の気持ちやしたいことに蓋をしがちなので、新しいことに挑戦する成瀬に勇気をもらえた。
「成瀬は信じた道をいく」
このタイトルの通り、成瀬は自分の心を信じて進んでいく。
自分の心に素直になる、難しいけどできたらすごく楽しそう。
すぐに諦めず、少しでも自分の心を大切にして生きていこうと思えた。