見出し画像

はじめまして


 noteはじめます。

 50を過ぎました。半世紀も生きてこれたのは奇跡。ありがたい限りです。
 インド哲学でいえば、50歳を過ぎれば林住期。これまでのしがらみを手放して、心を養い、穏やかに暮らしていく期間とされています。ところが、50を過ぎたのに、なんだかんだとしがらみのなかでガッツリと生きている私。そんな私に昨年末あたり、ピューっと追い風が吹いたのでした。この風を感じるままに動いてみれば、定年まで働く予定だった仕事を退職。この風が人生の転機になるなんて、その時は思いもしませんでした。

風向が変わる瞬間

 好きな仕事ではあったけれど、人間関係はあまりよくなくて。上司は最悪で仕事より上司対応でくたびれてた感がありました。でも、でもやりたかった仕事だし、50過ぎて転職もキツイしな…なんてモヤモヤする日々を過ごしてました。定年までがんばっていこう、いやいや、このままの人生でいいの?アンビバレントな自分の気持ちに振り回されていた矢先、フッと風を感じるようになりました。最初はフッとです。

向かい風と追い風

 話は少し逸れますが、4年前に私は大病しました。乳がんです。幸いなことに抗がん剤は必要ありませんでした。片方のおっぱいを全摘し、がん細胞の増殖を抑えるお薬を飲み続けることになりました。ところが、お薬の副作用が辛くてあれよあれよと痩せてしまったのです。お腹が空かないし、とにかく身体が鉛のように重い。でもお薬は飲まなければならないので、辛さは軽減しません。10キロくらい痩せてしまい、これはヤバいと焦りを感じた私は西洋医学と東洋医学の両輪で治療することにしました。これは現在に至るのですが、おかげさまでずいぶん元気になりました。何をしていたのかというと、西洋医学ではがん細胞を抑える薬を飲み続け、東洋医学では足三里というツボに毎日お灸を据える、これを続けたのでした。
 話は戻します。この経験をきっかけに、東洋医学に関心を持つようになった私は、「いつか、鍼灸の勉強をしてみたいな」と思うようになっていました。でも「いつか」です。ちっとも具体的なプランなんてなかったし、そもそもできるわけないし、と心のどこかでは観念していたようにも思います。でも、昨年末に私に吹いてくる風は「進みなさい」と背中を押してくるのです。いやいや、無理だろう…と思いつつ、ちょっと調べてみるだけならと動き出してみれば、あれよあれよと不思議なくらいポンポンと進み、専門学校の入学も決定。退職を決意したのでした。自分でもこの展開に驚きましたが、周囲も突然の退職にひっくり返るくらい驚いてました。予想もしていなかった展開だったけど、無意識下にある自分の内面から吹いた風を自身が感じた、つまり心の声を、身体の声を素直にキャッチできたのかもしれないなと思っています。

これからのnote活用法

 noteを知り、たくさんの人が綴るnoteを読むこと1年。こんなふうに書けたらいいのに…なんて思ったりしながら読んでました。
 かつてJUGEM(懐かしい)でひっそりと10年近くブログを書いてました。だーれにも伝えずひっそりと心の内や日々の忘備録を綴っていました。たまに、全然知らない人からポツンとコメントいただくことがありましたが、知らない誰かと私のブログを介在してつながっていることに感動を覚えたこと思い出します。気負わず、その頃を思い出して書けばいいのかなと思うようになり、はじめることにしました。

 noteは日々の忘備録として活用していきたいのと、noteを介在してゆるやかに人とつながっていけるといいなと思っています。もし最後まで読んで下さった方がいたら、ありがとうございました。よかったらこれからもゆるやかにつながって下さるとうれしいです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?