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内なる自分の声を聴く【note100日間継続・28日目】
私は筋肉反射テストを使って仕事をして、12年以上経ったから、筋肉反射テスト(以下筋反)の、酸いも甘いも触れてきたという自負がある。
最初は、どうにもならない自分の混乱からだった。
よく考えて、思考の限りを使って「当たり」を出してきたことが、ことごとく上手く行かなくなった。
何をやってもダメな自分。
自分の考えることが、信頼できなくなった。
結局何考えてもダメなんじゃん。途方に暮れて、本当にどうしたらいいか、何を信じて良いのかわからなかった。
そんな時、身体が答えを持っている、という世界の体験に触れた。
私のあたまでは考えられないことを、私のからだが反応して教えてくれるという体験をしたのだ。
何を信頼していいかわからなかったから、身体の反応を信頼することにした。
これが、私の筋肉反射テストへの向き合いの始まりだったのだけど、
当初は知らなかった深過ぎる仕組みが、人生に影響することが見えてきて、
筋肉反射テストで浮かれたようなことを伝えることに違和感を持つようになってしまった。
浮かれたようなこととは、
「あなたに必要な食べ物は?」
「あなたに必要なメッセージは?」
「あなたの開運ポイントは?」
「あなたの前世は?今世の課題は?」
などという、筋肉反射テスト遊びだ。
初めて筋反に触れる人には、興味深くて良いだろう。
しかし、このやり方にハマってしまうと、思考を使った筋反の領域からは出られない。
筋反は、奥深過ぎる。
奥深いが、ひとつ間違いなく言えることは、
自分の奥にいる自分に繋がる、便利なツールではある、ということだ。
フォーカスを筋肉でなく内側深くに持っていくと、言語化できないくらいの深層にある何かに触れることができる。
自分と断絶させる思考を介すことなく、身体の答えを顕在化させることができる。
腹の奥からとる筋反は、内側の奥の層を緩めることができるのだ。
思考は嘘をつくので、思考に寄った筋反は、思考レベルでの身体反応を表し、内側の奥の層とはズレていく。要するに、”魂”のような本質的なものとはズレていってしまうのだ。
身体の声を聴いているようで聴いていないことになる。
この状態が非常に多い。
奥の層を観察しながら筋反をとることで、自分との一体感を感じられるようになるだろう。それが、内なる自分の声を聴く、ということだ。