こどもの「足」の重要性
どうも、とおるパパです。
あまり注目されてないこどもの足について語りたいと思います。
3歳までが大事!や5歳までが大事!などの話がたくさんあります。それはその後の人生において継続した影響があるからです。その中で「足」の重要性についてはあまり知られていません。
「足育」という言葉をご存知でしょうか?こどもの足を正しく育てることでの恩恵はたくさんあります。逆にあまりよくない育ち方の場合のデメリットもたくさんあります。
正しい知識を知って機能的できれいな足をつくるために私たち親がケアをしてあげましょう。
子どもの足の特徴
まずは子どもの足の特徴について解説します。
①やわらかい
赤ちゃんの足の骨は、まだ軟骨状態の骨が多く柔らかいです。成長に従がって軟骨から骨になっていきます。
その骨配列を、成長と共にきれいな配列を維持できるかを意識することが重要です。
子供に合った靴を選んであげたり、足のマッサージなどをして親がケアしてあげる必要があります。
②足幅が広い
赤ちゃんの足は長さに比べて足幅が広い特徴があります。その後余分な脂肪が取れて細くなり、徐々に筋肉が付き大人の足へと近づいていきます。
③つちふまずがない
赤ちゃんはつちふまずがありません。3歳ごろからできてきます。つちふまずは全身を支えて弾みをつけたり、緩衝する際にとても重要です。アーチは足を屈曲させ、地面をつかむように指を踏ん張ることで形成されます。
正しい靴を選ぶことも、非常に重要です。
④数カ月で大きくなる
3歳半までは半年で1cm、以降は5㎜大きくなります。
3歳までは3カ月毎、3歳以降は半年毎の買い替えが目安です。足は毎日すこしずつ大きくなりますが、子どもの足はまだ鈍感だったり、ほとんどの子どもは「もう小さくなった」とは言えない場合が多かったりする、親が管理してあげる必要があります。
子どもの靴のサイズ
子どもは「すぐ大きくなるから大きめのものを買ってあげる」という話をよく聞きます。洋服や帽子などはいいと思いますが、靴に関してはぴったりの靴を適時履いてもらうようにしましょう。
大きめの靴を履くと・・・
足が靴の中でズレたり動くので、足の指や脛の筋肉を無駄に使ってしまいます。足の指を必要以上に使うと立った時に指が丸まった状態になり、バランスが悪くなってしまいます。
また、脛の筋肉を使いすぎると、すぐに疲れる脚になってしまい、長く運動できなかったり、すぐに抱っこをせがむようになってしまいます。
ひどい場合はかかとが少し外側に変形する外反偏平足といった足の形になってしまう子も少なくないそうです。
このようにサイズが合わない靴を履くことには、まったく良いことがありません。
ぴったりの靴を履くことで、足首と靴が固定され移動がスムーズになり、指も自由に動かすことができるので踏ん張る時は力を入れて、バランスをとる時は指を開くといったような動作を自動的に導くことができます。
正しいつちふまずやアーチ形成には、ぴったりの靴を履いて運動することが必須です。
「足育」はいいことだらけ
このように、ぴったりの靴を買ってあげることや、足のケアをしてあげることを「足育」といいます。
靴に関しては次の投稿で詳しく解説したいと思います。
あまり親が意識をしないと…
・運動全般を苦手になりやすい傾向に。
・外反母趾や巻き爪などの直接的な足の疾患
・からだを支えるバランス能力に直結してくるので、つまずきや転倒しやすいなどのバランスが悪くなる。
・姿勢にも関係するため、首肩こり、腰痛の原因になる。
など、足育をあまり意識しないと、大人になってからの影響がたくさんあります。
大人になってから自分にぴったりの靴を履いて積極的に運動をして改善する場合もありますが、運動を一番盛んに取り組む時期は大人になる前のはず。ということは、幼いうちから機能的できれいな足でいたほうが、子どもにとってメリットがたくさんあるということです。
ぴったりの靴を履き、たくさん外で遊ぶ、そして家で足のケアをすることで、健康な足をつくることができます。ぜひこういった知識を持って子どもの足をケアしてあげてください。そのきっかけになれば嬉しいです。
おわり
子どもの未来をつくる「足育」講座を開催予定!
詳細が決まり次第お伝えいたします。