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本場のうどんを食べてみたい 瀬戸内海の島々 豊島、直島、犬島

10年とちょっと前の話

当時、cannonのeoskiss を首からぶら下げて、カバンを持って四国に
初めて夜行バスを利用して旅に出た。
楽しみにしていた旅を目の前にして、ほとんど寝れないでいた私だったが 不眠が夜行バスでは仇と出た。

周囲の人は乗車するとすぐに、アイマスク等をつけて、眠りについていたが、わたしは狭い室内で、寝れずに目的地側の淡路島まで来てしまった。

四国に行ってみたかったのには、いくつか叶えたい事があったから。
一つ目は、本物の讃岐うどんを食べてみたかった。
それと、草間弥生さんのかぼちゃを生でみたかったし、直島、豊島、犬島と島めぐりをしてみたかった。

つづいて、高知県の街並みをこの目でみてみたかった。
ジブリ作品の「海が聞こえる」という作品の舞台が高知県だったから

それと死ぬまでに四万十川に触れてみたい
それが一番の理由だった。


淡路島を通って四国の香川県高松駅前にバスが到着した。
7月の炎天下の中、私と同じような恰好をした人たちは、一目散にダッシュしていた。(この理由は数時間後にわかる事になる)
私は、駅に荷物を預けてから豊島に行くために、小型のフェリー乗り場までてくてく歩いて行った。

小型の形は高速船の様な速度はゆっくりとした船は、揺れた 
島に着いた頃には酔っていた。
景色と天気抜群のそのロケーションで、太田胃散を飲む30代の男
豊島にはそんなに期待はしていなかったんだけども
とびっきり良かった!
何が良かったって、全部よかった!(説明になってないですけど良かった)
大きな島なので、歩いて島を巡るには時間が足りないので、ママチャリを
レンタルしたんだけど、坂の上からは目の前にエメラルドグリーンの瀬戸内海が広がっていて、真夏のカンカン照りで、観光客はチラホラ程度で、
遠くで人が話しているのが風に乗って聞こえてくる感じとか
ペダルから足を離して、叫びたくなるような良い所だった。

四国の島々には、芸術家の方の作品が多く点在していて。
白いドーム状の、かまくらの様な大きな屋根があって、
ゆるい傾斜のある床からは、しずくが出てきて一点に溜まる 
どなたの作品かはわからないですが、ひんやりとしていて、
洞窟の様で今でも鮮明に覚えています。

島の奥には自分の心臓の音を録音できて、たくさんの方の心音がストックされている作品もあった。芸術に枠はないのだなぁーと感心した。

そして「島キッチン」 
普段はアルコールは飲まないし、昼間からなんて飲んだことがなかったけど、素敵なお昼ごはんとビールを飲んだ。ケツメイシのケツメサンバを思い出し鼻歌を歌いながら、元来たフェリー乗り場まで自転車で戻っていった。

フェリーで高松港まで戻ると、これまた高松駅までダッシュする人々を見かけた。
そうか、この人たちは短いスパンでいろいろなところを旅しているんだ
そんな旅の方法もあるのかとダッシュする意味が分かった。

さぬきうどん編、高知の街編、四万十川編は後日記します。
読んで下さりありがとうございました。


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