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不登校って何だろう。親の目線で思う事。~「退屈」だけどやらなきゃいけないことができない~

「つまらないからできない」
小1から五月雨登校。今は小6の息子。

私が思う息子の姿は。

接触がわるくてオンオフのスイッチが壊れかけの電化製品みたいなもの。
やり始めが遅い。
いつやり始めるか分からない。
すぐ飽きる、と思いきや本人の興味にマッチすれば、集中して止まらない。

息子はつまらないことができないのだ。

・やる理由がないことはしたくない。
・やる理由があってもつまらないことはしたくない。



特に困るのは、「歯磨き」や「着替え」や「お風呂」
毎日、何気なくやるルーティン。
小6になった今は、声を掛ければやるが(何度かね)

幼稚園に入った頃は、
毎日毎日「どうして歯磨きしなきゃいけないの?」と聞かれ続けて
歯磨き関連の動画を見せ続ける事1年。

「虫歯菌がね、歯を溶かして虫歯にしちゃうから磨いてね。
 虫歯になると痛いし、歯医者に行く事になるよ。」と私。

するとすかさず、「虫歯菌じゃないよミュータンス菌!」と息子。

どっちでもいい( ;∀;) 早く磨いて!磨かせて!
1年過ぎたあたりからしぶしぶ磨くようになりましたが。
基本、今もこの性格は変わらない。

「つまらないことをする工夫」

・今やらないと、もっとめんどくさい事になると想像させる
・楽しくする
 

この二つを使って対処を試みて試行錯誤の日々。
歯磨きは「今やらないと、もっとめんどくさくなるよ」作戦は失敗‼‼
数日歯磨きしなかったところで、すぐ虫歯が痛み始める訳でもないのだ。
幼稚園児にとって、明日のことは遥か未来のこと(!?)
だから、遠い未来のこと過ぎて息子は想像できないのだ。

だったら、もう「楽しく」するしかない。ないのか!?
もう、よく分からない。
それでも、歯磨きは毎日やってくる。

最初はYouTubeで歯磨きの歌を探して歌ってみる。
これでもかとノリノリに。
むなしく全く効き目なし。

次は、競争にしてみる。
やっぱり、テンションをめちゃくちゃあげる必要がある。
「今日もやってまいりました!歯磨きタイムの時間です!
 赤コーナー 息子選手!!わー!!!
 そして、青コーナー お母さん!! うおー!‼!」

なんだかいろいろ混ざっているけど構わない。
大事なのは、勢い。そして、あくまでも勢い。

「おおーっと。ここでお母さん、トップに躍り出た。
 このまま独走なのか?」
 息子が動き出すか確認しながら、スピードを調節。

「息子選手動かない!動かない!このまま勝負がついてしまうのか!?」
「ん!?ここで息子選手妨害にでる!」

自分が前に進もうとするのではなく、なぜか私の足を引っ張る息子。
なんで、きみはいつもいつも、邪魔する方向に動くんだ!?
もう、いい、このまま進む。
息子ごとズルズル前進。

でも、これは歯磨きをやらせるのが目的。目的を忘れるな。
もし、先に私が歯ブラシに辿り着いたら‥‥。
息子は不機嫌になるのだ。

「ここでお母さん、コケる、動けない様子。このチャンスを息子選手活かせるのかー!?」

ここで、息子が歯ブラシに走れば、ミッション成功。
だいたいこれで、息子は無事歯磨きをする。

はい、なんなんでしょう。私はいったいなにをやっているんでしょう。
でも、これが日常でした。はい。

この方式でお風呂や着替えもこなしていく。
子育てとは体力勝負。

「特に興味がないことも必要だったらできる。」というのは
 学校生活を送るためには大事なスキルなのだろう。
小6になり、少し心に余裕が出てきた様子の息子。
「特に興味がないことも必要だったらできる。」
これが、出来るようになる日が近づいてきているように思う。








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