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不登校って何だろう?親の目線で思う事。~中学どうする?息子と一緒に考える~

「今の、息子が立っている場所」

小1ら五月雨登校。今小6の息子。

公立も私立も県内も県外も見学、体験できるところは体験へ、
息子と一緒に行ってみた。

息子は、経験してないことを想像して決めるのが苦手。
希望を聞いてみても、
「うーん。声がうるさかったところは無理だけど。
 他は、なくはないけど。1ヵ月くらい通わないと分からない」と‥‥。

息子を見ていると、
決めつけられたくない、決めつけたくない、対話したい
そんな気持ちが出てきている。
オンラインの居場所でもそんなことばかりしている。
なぜか、そこでは調整、フォロー役の息子。
「人の話は聞く。でも自分の言いたいことも言うよ」

そうは言っても、「人の気持ちはわからん」「空気なんか読めん」
と堂々と言う息子にとって、
人間関係は考えて考え過ぎて、言葉がでなくなってしまうことがあるくらい
難しい時があるのだと思う。

だから、ゲームを介してのコミュニケーションの方が
しやすいんじゃないかなあと。

ルールが決まっていて、協力したり勝負したりする中で、
なんとなく、相手の人となりを分かっていく。
同じものを好きな仲間だから、言わずと通ずるものがあるのかもしれない。

オンラインではなく、リアルでいろんな場面で人と関わるのは
息子にとって、
だいぶ、疲れることかもしれない。

でも、そろそろ息子もお年頃だ。
親にはできないこともある。
いろんな大人とか子どもの中で育つのがいいんじゃないかなあ…
と私は思い始めていた。
息子も成長し、リアルで人と接する準備も整いつつある気がしていた。

オンラインで交流する息子の様子をみていて、
オンラインで、できることの多さに驚いている。
だけど、人間には身体がある。
実際に身体を動かして五感を使うことで得られるものもあると思う。
ただ、そんなに多くの情報を息子に受け取らせることが
本当に良い選択なんだろうか?
へとへとになってしまうかもしれない。

「決めなくてもいいのかもしれない」

こっちに進む!と決めることは、
他の可能性を捨てること、とも言えるのかもしれない。

息子は、その可能性を捨てたくない、
捨てるのが怖くて決められない事もあるようだ。

「本当にこっちでいいのか、わからない。情報が足りない。」
と息子は言うことがある。

あまりに厳密に考えようとするが故に、決められない。

今のところ、
県外の学校の選考を受けてみたという状態である。

息子は、見学して帰ってきた時にしみじみと
「あ~。いい学校だったなあ」とつぶやいた。
私もそう思った。
いつまでも、ここに居たいような気持ちになった。

そして、選考に行き
「やりきった。楽しかったよ」とイキイキした表情の息子。

だけど、「引っ越したのに、学校に行けなくなったらどうしよう!?」
という不安もまた、息子の中からは消えない。

それでいいのではないかと思う。

はっきり、「こっちに進みたい!!」と
大きな決断ができなかったとしても。

「今はここまでやってみる」
やってみて、気持ちがどう動くか、何を考えるか
ひとつひとつ、自分をみつめながら、
動けるところまで動くやり方もあるのではないか?

受かった時に、「やっぱり行かない!」と言われたら
親はまあまあ焦るし、
引っ越すかも!?と思って
動いている動きを止めることになるので
ちょっと、切り替えるのに力がいるかもしれないが。

軌道修正を繰り返しながら、進むのがほんとうなんじゃないかな?
と思い始めている。

親はいざとなったら、動ける準備を進めつつ、
シビアなところはあるにはあるけど。
気持ちは、気楽に楽しんでいてもいいような気がしている。

そういう風に動くなら、親も惰性で動くわけにはいかない。
あ~、大変そうだなあと思いつつも、
なんだかちょっと楽しい気分にもなっている。










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