見出し画像

いたずらは発達の証❣️1歳の子が「落とす」に夢中になる意外な理由!?

今回はかなりマニアックに、子どもの姿と発達について考えます🤗

テーマは「対象恒常性」です!

お教室に来るママさんから「子どもが最近テーブルから物を落とすことにはまっている」とお聞きしました。
お子さんのマイブームですね!

繰り返すからきっと意味があるのだろうけれど…
ちょっと困る💦というのがママの気持ちですよね。
わかる😆!


「落とすのが楽しい」にもいくつかの背景があると思います。
①落とす動きそのものを楽しむ→目と手の協応が育っている
②音、見た目、振動を楽しんでいる
③対象恒常性の理解

今回は③と「落とす」の関係について掘り下げていこうと思います。
③対象恒常性とは「ものが目の前から見えなくなっても、裏側や内側に同じものが存在しているのだということがわかること」です。

テーブルから物を落とす🫳というのは、
1歳くらいのお子さんによくある行動です。
大抵は「やめて」と何度言っても繰り返しやるのです。

テーブルから落とすと子どもの視界からは消える。「でも、やっぱりあった!」
対象恒常性に気づいた子どもは、テーブルから落として自分からは見えなくなっても「やっぱりある」ということを楽しんでいるのではないかと思うのです。

「落として見えなくなっても、ママやパパが拾ってくれてまた目の前に現れる」というのは、まさに、子どもにとって繰り返し対象恒常性が実証できる実験みたいなものですよね😊

大人が拾ってくれてまた目の前に戻ってくる。そしてストーンとかコツンとかドンとかいう音がする「面白い😆💕」
子どもの心のうちはこんな感じでしょうか笑


遊びの時間にするのは構わないですが、お食事中に食べ物や食具を落とすというのは、やって欲しく無い行動ですよね💦

そういう時には、落としたものは拾わない!と決めてもいいかもしれません。
それか、落とす前にさりげなく防ぐ!
食事の際は、テーブルの上の物を必要最低限にする。

落としたものをまったく拾わないのは、大人の方が不都合な面もあるかもしれないので、
すぐには反応しない!と心がけるといいかもしれませんね。

子どもは応答的な関わりが好きなので、
反応がないとつまらないのです😊
つまらないこと、自分が困ることは持続しません。だから、その行動は減っていくはずです。

即効性はないかもしれませんが、戻ってこないと子どもが困るものなら、「落とさないようにしよう」と思えるかもしれません。


子どもの行動を観察しながら、
大人も子どもも楽しく快適に過ごせるにはどうしたらいいか?
探していけるといいですね🌈

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集