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子供のトラブルにプロの力を貸してもらった

「ばーか、ばーか!こっち来んな!」

学校から帰った息子に「今日いいことあった?」と聞いたら
普通級のクラスメイトにそう言われたと返ってきた。

私は胸がぎゅっとなり、
目が一瞬見えなくなった。

息子は特別支援級に在籍していて、
特定の教科以外は普通級で過ごしている。

普通級の子が支援級の子に言う悪口は
親としては普通級同士の子のそれとは意味合いが大きく違ってくる。

息子に詳しく話を聞いてみると
帰り道で最近仲良くなったA君がいたので声を掛けたところ、
近くにいたB君に前述のように言われたそうだ。
より詳しく聞こうとするも
息子の返事は「わからない、忘れちゃった」ばかり。

何があったのか把握しようと普通級の担任に電話してみた。
すると「B君はいつも悪ふざけが過ぎて他の子に暴言を吐いたり
手が出てしまう子。今回もそのケースだと思う。」と。
ご対応をお願いして電話を終えた。

息子はきっと明日は学校をお休みしたいと言うだろうなと思っていたら
夜になって案の定「明日お休みしたい。普通級が嫌だ。」と
しょんぼり下を向きながら私に言ってきた。
無理しなくていいよ、と休ませることにした。

ただでさえ普通級に疎外感を感じている息子。
このままでは不登校につながってしまうかもしれない。
どうしたらいいんだろう。

思いきって、少し前からコーチングでお世話になっている水澤さんに
LINEで相談してみた。

すると水澤さんはすぐにとても丁寧なお返事をくれた。

学校に相談するのに適したタイミング、相談をするのに適した相手、学校の事情。
LINEでチャットするみたいにほぼリアルタイムで
「こうしたらいいですよ」「こう伝えましょう」
手取り足取りアドバイスをくださった。

呑気に「放課後に学校に電話します〜」なんて言っていた私に
「できれば今、担任の対応が難しければ副校長に
一報を入れておいた方がいいです。」とはっきり言ってくださり、
実際、このアドバイスを受けて掛けた学校への電話で
一気に事が動いた。

副校長に電話をしたところ、普通級の担任に確認して
折り返しのお電話で「早急に、今日中に対応します」との
お返事をいただいた。

そしてほどなくして支援級の担任から改めて電話がきた。

その日のうちに解決しようと普通級・支援級の担任が動いてくれていたのだけど
息子は思いのほか大ごとになってしまったとパニックを起こしたのか
「もうその話は終わった!早く帰りたい!」となってしまい、
「じゃあまた明日お互い話し合って仲直りしようね」となったとのこと。
もちろん、息子にはそれで納得しているのか何度も確認してくださっている。

そこへ息子の説明する力の足りなさと
普通級の担任が私への結果報告の連絡をし損ねてしまったことと、
私の不安とが重なってしまった。

そのごちゃごちゃを水澤さんが丁寧にほどいてくださったのだ。

私一人だったらこんなに上手に学校とやり取りできなかっただろう。
学校に電話していい時間は?誰に、どう言えばいい?
そんな小さなことから戸惑ってしまう。
トラブル対応や交渉ごとも極端に下手だ。
相手の話を聞くことだけで精一杯になってしまい、わけがわからなくなる。

そんな時に
「しっかりして!こっちに出口があるよ!ここに使える道具があるよ!」
と出口への道をリードしてくれる存在が本当に、本当に必要だった。
水澤さんは見事にそのリードをしてくださった。

水澤さん、ありがとうございました。
迅速に対応してくださった学校の先生方もありがとうございました。

これから水澤さんにアドバイスをいただいた通り、
副校長先生へのお礼のお手紙を書こう。







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