文学フリマ東京39に出店します!
私、泊木空の属する文芸誌「行街」が、12月1日の文学フリマ東京に出店します。
文学フリマ東京との関わりはじつは大学時代から。
大学生の時、友人と同人誌を作って販売したことがあるのです。
それから去年、敬愛する旗原理沙子さんの本を買いに行ったり、大好きな閑窓社さんの新刊を買うために行ったりと、なにかとご縁に恵まれた場所でした。
今年、大学時代の友人とは異なるふたりの仲間と新たに文学フリマに参加できるということ。いろいろな思いが湧いてきます。あのとき失敗したことをもう一度繰り返さないように。あのときできなかったことを十分に達成できるように。
ところでどんなものを売るのか。
内容はまだ非公開。
しかし他ふたりのプロットを読ませていただいたところ、少なくとも、ウェブで月々投稿している長編大作よりもさらに素晴らしいものができあがるんじゃないか、と想像できるものでした。
もちろんウェブで投稿している作品はそもそも素晴らしいもの尽くし。紫乃羽衣さんの「人間消失」、久保田ひかるさんの「傅く」……私自身、彼らの作品から非常な刺激と影響を与えられて来ました。それでいて尚、今回の同人誌は、それらを超える。
彼らもまたプロ意識の塊、お金を払って読んでもらうなら満足できるものを、腕によりをかけているのがプロットだけでもよく分かります。
そこに並ぶ私のお話は如何。
――読書の感想は三者三様なれど、少なくとも読んでいただく方々に良い読書体験が提供できるものであると胸を張って言えるものを、鋭意作っています。
「こんなお話は読んだことがない」と思えるお話を。
これまで同様、志を同じくしながら、いっそう満足度の高いもの、それだけでなく意表を突く意外性に富んだものを、今後とも作り上げていきます。
泊木 空