70.玉平貞夫の援護射撃!
いらっしゃいませ、そば処『つきなみ』の岩永ゆずです。
一輝と一緒に、ピアノを弾いた後のお話です。
玉平さんを含め、3人で肝試しを続行!
一輝はもうやめたいというご様子で。けど、これで終わるわけにいかないの!
まだ、もう一つ目的があるんだから。
あらヤダ!
突然、玉平さんが声をあげた。
え?ここからプールの方に影が!?
何も見えないけど…
あらヤダ!あらヤダわ!
玉平さん、その場から退散。
よし、行ってみよう!
わたしは、一輝を連れてプールの方へと向かったの。
誰もいないじゃない。まったく、玉平さんも怖がりなんだから。
わたしはプールの中に飛び込んだ。
何やってるって?
ワルよ!ワル!
一輝が手を伸ばしてくれたから、引きずり落としてやったわ。
月あかりが、わたし達を見守ってた。
『恋の七不思議』がロマンチックにうつる夜。
その5、誰もいない夜のプールに二人で飛び込む。
ありがとう、玉平さん!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?