バスケ日本代表、忘れられない夜
おおおおおおおおおお!
行ける!このまま2Qも行ければ行ける!!!!!
1Qを終えたとき、日本はフィンランドに勝ち越していた。
2023年8月27日。バスケワールドカップ。
日本vsフィンランドの戦いが繰り広げられていた。
自国・沖縄での開催。
日本にとっては特別なワールドカップになりそうな予感がしていた。
1戦目はドイツと試合。
流石のゲームメイクを見せられて敗戦を喫した。
「負ければ代表を引退する」との思いで臨む渡邊雄太選手。
その思いは人一倍だ。
ドイツ、フィンランド、オーストラリアの3連戦。
2戦目のフィンランドに負けてしまうと、1次リーグ突破は難しくなる。。。
現地に行くことは叶わなかったが、それでも私は画面に齧り付いて試合を見ていた。
◆
そして2Qが始まった——。
あれよあれよという間にフィンランドが得点。
何より3ポイントの精度が高すぎた(いっときは60%近くをマーク!)
まさしく「打てば入る」という状況だった。
日本もホーキンソン選手の躍動、そして何より比江島選手の大活躍で食らいつく。(この両選手の活躍には本当に胸が打たれた、、、!)
しかしジリジリと点差が広がっていき、ついに逆転を許してしまう。
「ああ、またダメかなあ」
画面の前で一人つぶやく自分がいた。
しかしどうだろう?
画面の向こうのスターたちは、誰一人として諦めていない。
トム・ホーバス監督の檄。選手たちの姿。応援席の熱量。
「まだまだこれからだ!」と言わんばかりの中、どうして私が先に諦めている???
「もしかしたらもしかするぞ、、、!」と望みをかけて3Qを見始めた。
富永選手、河村選手の「22歳コンビ」が大活躍!
彼らは高校バスケ時代(富永選手は愛知の桜ヶ丘高校、河村選手は福岡の福岡第一高校)から応援していたので、「あの時の高校生が、世界の舞台に、、、!」と胸が詰まった。
富永選手の3ポイントが炸裂した時、思わず「世界よ!これが富永だああ!」と叫んでいた。
そして運命の4Q——。
一時は20点差近くまで差が開いていたが、日本が怒涛の追い上げを見せる。
そして河村選手のバスカン(ファールされながら点を決めて、さらにフリースローの権利をもらうこと)でフィンランドに追いついた時、思わずガッツポーズ!!!
かわむらああああああああああああああああああああああああ!!!!!
その後も河村選手は3ポイントを次々と沈め、フィンランドを突き放していく。
「これ、もしかしたら、、、もしかするぞ、、、!!!」
そしてその時はやってきた。
3、2、1、、、、、、、0——。
ブザーがなった時、私は涙を浮かべていた。
「まさか、、、本当に勝つなんて、、、」
コート上で抱き合うメンバーたち。
渡邊選手、馬場選手らの目には涙が浮かんでいた。
自身のスタッツとしては大活躍とは言えなかったものの、コート内外でずっとチームを支え続けた渡邊選手。
試合開始直後の豪快ダンク「BABA BOOON」や3Q終了直前の3ポイントなど、要所でチームに勢いを与え続けた馬場選手。
彼らの涙に体全体が震えた。
そして河村選手・富永選手の22歳コンビの抱擁。
ウインターカップで死力を尽くした2人がこうして抱き合っているなんて、、、!胸アツすぎんだろおい、、、!!!
比江島選手、ホーキンソン選手の活躍なしでは今日の勝利はなかっただろう。本当に「頼もしい」の一言だった。
冨樫選手も、西田選手も、吉井選手も、原選手も、川真田選手も、井上選手も、ルーク選手も、12人に入らなかった候補メンバーたちも。
本当に全員でつかんだ勝利なんだ。
スポーツ観戦で泣いたのは初めてだった。
自然と涙が——それも嬉し涙が——込み上げてきた。
一人のバスケファンとして、本当に「忘れられない夜」だった。
ありがとう。アカツキジャパン。
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