ふりかえり10

これまでネガティブさや自信のなさに触れてきたけど、苦手な事や出来ない事に目が向いてしまうのが習慣化していた。その結果、自分を責めて落ち込むし、変に❝ガンバッテ❞疲れてしまう事を繰り返していた。
あまり自分を出さない、出せない。人との上手い関わり方がわからない。
職場で楽しく過ごしてはいたけど、絶対に崩してはいけない自分なりの壁があって、相手がどんなに気さくな人でも年上や上司にはキチンとしなければ…と。だから新しく来た同世代のバイトの、上司に対する砕けた接し方をみると不愉快だった。まわりより早くから働いて社会で学んできた!私はこの人達とは違う!と思いたい部分もあった。
仕事に関する話をするのに目上の人に対してタメ口だったり、ヘラヘラしているのが腹立って仕方ない。そういうタイプの人には、さらに壁を高くしてしまうもんで同世代であっても仲良くはなれない。きっちり仕事上のお付き合い、といった感じでその同世代にも敬語で対応していた。
そんなピリつく私の壁をぶっ壊してくれたAさんは、私より少し年上だった事もあり上司に対しては話し方もしっかりとしていた。メリハリ?があった事で私の警戒心がほぐれたのだと思う。私から冗談も言ったし、時にはタメ口で話す事もあった。
自分が徹底してこだわっていた事が、かえって自分を苦しめていた。それに気付いてもいなかった。そんな余裕がなかった。嫌いな言葉だけど❝真面目❞だった。
今、自分が年上になる場面も出てきて思うのは、ある程度の関係が築けたら話し方なんて崩していい!という事。最初からタメ口で接したら、たぶん「話し方を知らない子」として嫌われそうだけど、任された事を責任もってこなし、一生懸命な姿があれば少しくらい馴れ馴れしくしたって受け入れられる。職場だから!上司だから!年上だから!と壁を作ってしまったら、せっかく仲良くなれるかもしれない人との楽しい時間が減ってしまう。
遠慮し過ぎは損。ここまでのいろいろを経て、それがわかった今の私は【人見知り】や【控えめ】という感覚を捨てている。完全に忘れている。もう昔のようには戻れないと思う…(^^;)
この人と話したい!と思ったら話し掛けるし、仲良くなりたい!と思えば自分から距離を縮めていく事が出来るようになった。今の時点では、それで楽しく過ごしている。たとえばこの先、私の接近に対して相手が引いてしまったり拒絶されるような事があったら、その時はまた考えればいいや、と思っている。
楽しいと気がラク。楽=生きやすい。そんなふうに感じている。


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