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20210914 オールドデジタルカメラ遊び・・・10年前のCanon PowerShotを買い足したのだが(ファーストインプレッション:操作性)

この前から、自分の中で理想のデジカメって何だろう?ということを考えていた。
現状、CanonのPowerShotSX100ISが良いと思っているのだが、このカメラの形でそのまま中身が現代的なものになったらどうなのだろう?と考えた。
考えたら調べたくなる。
そんなカメラがあるのだろうか?

CanonのPowerShotでSXシリーズというのがある。
高倍率ズームが付いているモノ。
その中で、CCDセンサーが付いているモノは、今でも現行品がある。
しかし、単三乾電池2本で動くモノは?と調べてみたら、今から10年前の2011年9月発売のSX160ISというのが最後の製品だった。
ヤフオクやメルカリなどを見てみると、そこそこ頭数も出ている。
値段も1万円はしない。
メルカリのポイントがかなりたまっていたので、これを使えば今月のお小遣いの範囲で買える。
ちょっと躁的な感じもあったが、えいや!!と購入してしまった。

それが、昨日届いた。
しかしながら、時計の電池が切れていたので、ひとまずそれを手に入れてから撮影してみることにした。

まずは、ファーストインプレッションという感じで、SX100ISとの比較をしてみる。

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まず厚さは、かなり薄くなっている。

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その代わり、横幅は若干大きくなっている。

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手に持ってみて、一番の違和感を感じたのは、電源ボタンの位置。
SX100ISはシャッターボタンの左側に電源ボタンがある。
それに対して、SX160ISはシャッターボタンの手前側。
これが、ものすごく違和感を感じることになる。
SX160ISでは、人差し指の動線が合わない。
そこで、カメラの持ち方をSX100ISとSX160でどう違うのか、検証してみて納得がいく。

SX100ISは、親指の指先を浮かして持つことが出来る。

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右手の小指をカメラの底に添え、中指、薬指で前側のグリップを、後ろ側は親指の付け根あたりで包み込む事によって、カメラをホールドすることが出来る。
指や掌とカメラの間に隙間がない。
こうすると、人差し指の角度的に少しずらすだけで電源ボタンとシャッターやズームの操作が簡単にできる。

しかしながら、SX160ISではこの持ち方をすることが出来ない。

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何が一番変わったかというと、親指の位置。
カメラが薄くなったことで、カメラをホールドするためには親指の先でカメラをキープしないといけない。

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そうして持つと、人差し指の動き方は、前後に動かすことが出来る様になり、電源ボタンとシャッターボタンを行き来することが出来る。
SX100ISと同じような握り方では、人差し指の動く向きが変わってしまう。
親指の先でカメラの後ろ側をホールドするような位置に手のひらを持って行くと、カメラの厚さが小さくなったこともあり、前側のグリップは中指がメイン、薬指はカメラの前側から底にかけての位置に持って行ってホールドしないと安定しない。
つまり、カメラを持つ手のひらの角度が全然違う。
カメラを持ち続けようとすると、親指の先にある程度力を入れ続けなければいけない。
それは、指の付け根や掌とカメラの間に隙間が若干できてしまうことも原因としてある。
カメラの重さは若干軽くなっているのに、指全体や指の付け根、掌などに力を分散させて包み込むように持つことが出来ない。
残念ながら、これでは指先が疲れてしまう。
また、親指の先に力を入れないとカメラをホールドできないために、背面のジョグダイヤルや露出補正ボタンなどの操作が、一旦持ち変えるなどして緩めるなど、一連の動きで使えない。
液晶画面が大きくなったことで、左手にボタンを操作させるだけのスペースが無いことから、そうしたところでも操作性は若干悪くなっている。


カメラを使う上で、自分にピッタリくる感じというのがどこにあるのか、同じシリーズの年代違いのものを比較することで、理解することが出来た。
人によって手のひらの形や肉厚、指の長さなどは違うから、SX160を持ったからといって違和感を感じることが無く、しっくり来る人も居るかもしれない。
でも、自分の場合は、持った感じが若干合わない感じがある。
長時間使ってみると、またイメージも変わるのかもしれないけれど、今のところは操作性のところでマイナスイメージになってしまった。

まあ、発売されてから10年経つ機種なので、今更ながらこんなことを言っても仕方ないのかもしれない。
しかし、今後カメラを購入するにあたって、自分の好みが見えてきたような気がする。
一つ、基準が出来たと言える。
これは収穫だった。

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