ハーフサイズカメラ遊び 京セラサムライ その2
京セラサムライに入っていたモノクロフィルム。
現像から上がってきて見てみたら、16年もの年月が閉じ込められていたことも驚きだが、ハーフサイズの写真にはモノクロが似合う様な気がして仕方がない。
今、売っているデジカメを使えば、ものすごく滑らかな解像度の画像を得ることはできるはず。
かたやハーフサイズというと、今のデジタルの画像に慣れてしまっている視点で見てみると、どうしてもその粒状性や画質の粗さが気になってしまうかもしれない。
しかしながらシャッターを切った側からすると、化学的・物理的に瞬間を閉じ込めることができていることそのものが楽しくて仕方ない。
シャッターボタンを押す、シャッターが切れる、光がフィルムに固定される。
現像から出来上がるまでどのようになっているのかは全く想像がつかない。
昔のプロと言われる方々は、そのような偶然性をも意図的に操作し、作品を作り上げていたのだろう。自分自身は、ただシャッターを切ってその瞬間を固定することそのものを楽しんでいる。
上の二枚の写真の間には、10年の時間の差がある。
同じアングルが1本のフィルムの中にあるということ自体、あまり良くないのかもしれないけれど、こんなことでも面白がって眺めてしまう。
まだまだたくさん面白がることができれば、自分の中の写真の世界は広がるのかな?
見る目を持っていない自分もいるわけで、ひたすらシャッターを押していくということを続けていくことで見えることもあるだろう。
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