20220114 露出計の壊れたFM-10を持ってニコンプラザへ行ってきた
露出計が使えなくなっていたNikonのFM-10。
Nikonのホームページを見てみると、どうやらまだ修理ができるらしい。
回収してもらって修理を頼むのと、ニコンプラザに持って行って修理をお願いするのと、2つの方法があるみたい。
今のご時世、そのままパッと行って見てもらえるわけではない様で、HPで予約すれば見てもらえる。
そして予約表を見ていると、クリニックが終わってから出かけるタイミングでちょうど見てもらえるタイミングが合ったので、1週間ほど前に予約していた。
そして今日、クリニックが終わってから実際にカメラを持って出かけてきた。
予約していた時間よりも20分ほど早く着いた。
サービスカウンターの人に話しかけてみると、
「どうぞどうぞ、前の方がかなり早く終わりましたので、大丈夫ですよ」
と返してくれる。
予約をするときに書いた不具合について、
「可能性があるところから順に見ていきましょう」
といってくれて、作業が始まる。
どうやらFM-10は電池室の接点が腐食してしまうことがあるらしい。
電池を入れる製品だと、そういうことも起こるのだろう。
ものすごく小さな部品で、自分はどうもないと思っていたのだけれど、流石プロ。
ルーペ(当然ニコン製)を取り出して、電池の接点を見てみると、
「ああ、腐食してますねぇ。」
と、ルーペと電池蓋を渡してくれる。
実際に見てみると、ものすごく細かいところではあるけれども確かに腐食している。
もしこれだけが原因ならば、他のカメラの同じ部品を使うと露出計が動くはず。
逆にそうではなかったら、それこそ露出計の回路に問題があると、問題を整理することができる。
こういう論理的に考えて対応していくのって、ものすごく安心感がある。
電池の電圧をテスターで測ってみると、電圧はきっちり出たので大丈夫。
ニコンプラザに置いてあるFM-10の部品に電池を入れ、自分のカメラに入れて露出計が動くかどうか。
試してみたら、バッチリ働く。
「接点を磨けば大丈夫だと思いますので、その作業をしますね。できたらお呼びしますので、どうぞお待ちください。」
ニコンサロンにせっかく来たのだから、色々な商品を触ってみる。
Z9も置いてあったが、そんなものを買うつもりは全くないので、もうすぐ(1月21日かららしい)ニコンダイレクトで発売されるZ50の動画キットを見ていた。
上田家のお二人が解説している動画も流れている。
https://shop.nikon-image.com/campaign/z50moviekit/index.html
このキットを見ている間に、名前を呼ばれる。
修理が終わったらしい。
受け取りに行くと、どんな手入れをしたのかの説明と、部品の状態の確認、そしてカメラにつけたときの確認と、丁寧に説明してくれる。
時間にして20分くらい。
「これで、当分大丈夫だと思います。どうぞお持ち帰りください。」
あれ?と思ったので、すぐに聞いてみた。
「整備費はいくらですか?」
「部品を磨いただけですので、お代は結構です。どうぞ、末永く使ってください。」
ニコンの人に、そう言われるとちょっとうれしくなる。
購入したのが1997年のはずだから、24年使っている。
まだこのカメラは修理可能商品であり、部品が出るみたいなので、しばらくは大丈夫。
フィルムは高くなったけど、またこのカメラで色々撮って歩きたい。
ちなみに、ファインダーの中に見えていたホコリ類も全部綺麗にしてくれた。
ホント、有り難い。
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