1月21日 川縁にて Canon Power Shot SX100 IS
クリニックの行き帰り、橋を渡る。
この時期の川というと、カモが居る。
毎日、橋の上から川面を見下ろすのだけど、居るときと居ないときがある。
居るのを見つけたら、カメラを向けることが多くなった。
とはいっても、元々バードウォッチングが趣味というわけでもなく、そして鳥を撮るために一眼レフを振り回すというわけでもなく。
コンパクトデジカメのズームで撮れる範囲で楽しんでいる。
今日は、いつもよりも多いと感じる。
居ないときもあれば、2〜3羽程度の時もある。
少しアップで。
橋の上から上流をむいて撮るので、カモの頭は向こうを向いていることがほとんど。
調べてみると、どうやらこのカモはコガモという種類らしい。
頭を水の中に突っ込んで足をばたつかせている。
水の中の餌になるものを一所懸命探しているのだろう。
サギも見かけることがある。
これも調べてみたところ、コサギという種類みたい。
夕方、クリニックからの帰り道にここを通るのが、ちょっとした楽しみになっている。
橋の上から川を眺めていると、頭がパンパンになっている状態がすっと落ち着いていく感じがある。
お気に入りの桜の木も、凜としているように感じる。
川縁の風景も、ただの通り道として通り過ぎてしまえば、何も見えてこない。
実際に、どんな風景でもゆとりがなければ意識することもない。
自分の場合、仕事でいっぱいいっぱいの時、風景を見る余裕などどこにもなかった。
星空を眺める余裕さえなかった。
今は、クールダウンの意味合いも含めて、ゆっくりと風景を眺めながら歩いている。
そして、代わり映えのないいつも同じ風景だけれども、シャッターを押している。
風景を見ることのできる視野の広さを持つことができている。
すこし、うれしさがこみ上げてくる。