お勧め書籍『ワンネスの扉』 ーその1ー
アメリカ政府で最近UAP(UFO)についての公式報告がなされました。結果としては、従来から長く議論されてきた、未確認飛行物体(UFO)については、その存在は否定できないと解釈できるものです。
しかしながら、そこに地球外知的生命体が関与しているか否かについては言及していません。
多くの人が予想していた結果内容だったかと思います。この情報開示についての感想は、
「政府はこれまで『見間違い』や、『自然現象の一部』としてその存在の説明をこじつけていたが、今回、それらの表現をすることなく、政府の見解でも「未確認の存在が実在する」と発表したことは歴史的に大きな価値がある。よって、これからが新しい解明の次元に入る。楽しみだ。」
と考える人と
「今回政府が発表した見解よりも、よりセンセーショナルな現象があるのに、やはり触れない。2000年当初のスティーブン・グレア博士らによる公式ディスクロージャーがあったにもかかわらず、それ以下のお粗末な公式見解。結局彼らは、大した情報はやはり今後も出さないだろう」
と遺憾に思うひとの2タイプに分けられるようです。
いずれにしても、地球外知的生命体についての世論はこれまでとは違うフェーズに入ったと思います。
先のニュースは、私達人間は、今後、地球外にまで意識を向けることが当然の時代に入った、分かりやすい出来事でした。
もし政府は、「重要な情報を出さない」ということが事実あるならば、その行動の背景には「世論をコントロールしたいという欲求がある」ことであり、これは言い方を変えると、政府よりも世論の方が力があるということを示しています。
ちょうど親に隠し事をする子供の関係性に例えられます。
『親=世論、政府=子』という図式ですが、世論はその逆だと勘違いしています。
いずれにしても世論の「意識」の水準が最も重要であり、その世論の意識の水準を高めるには、様々に大切なことがあげられますが、その一つとして「知識」があげられます。
知らなければ何もできないからです。
今回は、この世論の意識の水準を知識的なレベルでも、霊性のレベルでも上げるとても重要な本を紹介したいと思います。
ワンネスの扉の感想
本書は、繰り返し読むごとに新たな発見がある本でした。宇宙人やスピリットガイド、霊魂との関係性にも触れていて、またそれが実体験として等身大で描かれているので、スピリチュアルの分野ではとても貴重な本であると思っています。
僕自身は家庭の影響で、幼いころからスピリチュアルの世界に強い関心をもっていました。「人はなぜ存在するのだろう」「人間はどこからきてどこへ行くのか」「人は死んだらどうなるのか」「幽霊、精霊、天使、神といった存在はあるのか!?あるとすればそれなどのようなものか?」
そんなことをいつも漫然と感じながら、幼少期から仏教のお経を読み、キリスト教の祈り、神道にも関心を持ち、そしてヴェーダの瞑想を行っていました。
そして、心理学と哲学、宇宙、スピリチュアルという分野に学生の時は関心を抱き、それらの分野を研究していくと、「宇宙人」という存在に関心をもつことになりました。
著者であるジュリアンさんが宇宙存在に関心を持つまで
1980年代の僕が子どもの時代は、宇宙人という存在は、TVで見る限りの情報しかありませんでした。そこでは宇宙人に対して「うさん臭さ」「恐怖」「奇妙さ」といった否定的な印象しか持っていませんでした。
しかし90年代後半を過ぎると、スピリチュアルのチャネリング本、映画「コンタクト」などをきっかけに、それらのネガティブな印象から、好奇心へ、そして憧れと好意的な関心へと変わっていきました。
「ワンネスの扉」のジュリアンさんも、80年代では最初、宇宙人に対して警戒する気持ちがあったことが描かれていますが、徐々にその関心は肯定的なものに変わり、Heartを宇宙存在と宇宙に開いていきます。
ひょっとして1990年代から2000年代初頭にかけて、宇宙存在についてのネガティブなイメージが人類の中で薄まっていく宇宙的な流れがあり、ジュリアンさんはその人類の先駆けの一人だったのかもしれないと思いました。
アセンションという現象と、この本の数ある大切なメッセージの一つ
スピリチュアルの分野をずっと探求している僕にとっては、ジュリアンさんの体験はとても貴重で、素晴らしい体験です。「ワンネスの扉」での大切なメッセージの中の一つで、
『「私=脳」ではない。本当の私とは、それを超えた「魂」である、ということと、「わたし=生命=宇宙」であり「僕たちは人間の体験をしている宇宙なのだ」』
というメッセージがあります。このメッセージは僕にとっては本書の重要なコアのような感じがします。
「脳=私」は境界線を引いて、「私」と「私達」を防衛することが最大の役割です。このことを植物の成長過程になぞらえると、「脳=私」という自我は「種皮」の役割を果たしているかのように思います。
今や時代は、「種皮」である自我で、自分や自分達を防衛する時期は過ぎ、一人一人の魂が目覚める時期なのではないかと思います。
であるならば、「自我」の役割は終わりを告げます。現代は、これまでの「自我」の役割が終えることに感謝し、新しい自分に目覚めるにつれて、宇宙存在とのコンタクトが始まり、増え続けている時期なのだと思います。
著者ジュリアンさんが出会った宇宙存在やガイドスピリットのような存在は、「私=脳」と種皮(自我)に固執している人間を、ワンネスへと穏やかに成長できるように働きかける飼育員のような存在なのかもしれないと僕は思っています。
スピリチュアルの目覚めを導く宇宙存在
宇宙存在は、ジュリアンさんという存在を通じて、結果として人類の意識の成長を促しているようでした。その過程は、宇宙存在がジュリアンさんをコーチングしているかのようでした。
その学習内容は、「脳=私」という古い慣習から「私=生命=宇宙」へと移行する過程です。
本書でも、『「ワンネスの体験」はある意味で外国語を学ぶ体験に似ていて、練習すればある程度の定着も計れ、上達すると新たな世界がとコミュニケーションが開けていく』、と描かれています。
つまりスピリチュアルは学習可能な課程であるということが分かります。すると、未来の地球社会の教育では、学校で「スピリチュアル」という課程が設けられているのかもしれません。それは素晴らしい教育ではないでしょうか。
スピリチュアルの学習過程の中で、ジュリアンさんがグラウンディングが曖昧になり、日常生活よりも、スピリチュアルの世界に没頭しすぎると、宇宙存在との関係が築けなくなってしまうエピソードがありました。このエピソードは、スピリチュアルに関心を持つ人は、思い当たるところが多くあり参考になるのではないでしょうか。
※
本書は、地球が生命体と思われる、実体験をもとに、霊性に冷静に、客観的、論理的に著した貴重な内容です。
体験内容も非常に特殊で、スピリチュアルに関して初心者や、上級者にとっても楽しめるし、何より重要なメッセージが描かれています。
著者による本書の意図は、本を通して「ワンネス」という体験の扉が開くことを意図しています。
なので、本書を読むことはスピリチュアルの理解と体験を深めることでもあると言えます。
まだ少し、本書についての感想を描きたいので、続きはまた・・・。
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