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セトリ曲を語る!結束バンド ZEPP TOUR 2024 “We will”ZeppNagoya①

今回は完全にセットリスト大公開でネタバレ満載なので、
追加公演など行かれる方で
全然知りたくないんだけど!?
という方は閲覧ご注意ください。



セットリストでプレイリスト作りました

セトリが神がかってたんだよな~~~~!!!!
聞きたかった定番曲、
期待していた新曲、
全部やってくれたんですよ….!!!!

↓プレイリストにしているので置いておきます。




※1曲目「月並みに輝け」でめちゃ語っていますが、
全曲こんな長く語ってません。
思い入れで長くなっているだけです。(笑)




①「月並みに輝け」は大人にも響く等身大の応援歌

記念すべき私の結束バンド初生曲は、
ランダムグッズのカセットテープキーホルダーでもこちらが出て、
なんだか運命を感じてしまう大好きな一曲。

「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:」オープニングテーマで、
劇中歌をいくつも担当する樋口愛さん作曲、
同じく「ギターと孤独と蒼い惑星」などを手がけた音羽-otoha-さんが作詞の楽曲。

この曲は他の有名曲に比べるとまだ先頭を切る代表曲ではないですが、
ぼっちざろっくのアニメ1期のストーリーを雄弁に語っているかのような
アニメの代名詞と言っていい曲ではないかと思います。


まさにぼっちちゃんの曲ですもん。

天才だって信じてた
バカみたいだ
小さな自信こぼれ落ちて割れた

戻れないよ
無知で無敵だったヒーロー

これはユーチューバーのギターヒーローとしてある程度人気を誇っているぼっちちゃんが、
「私はギターヒーローなんだから」
と小さな自信を持って挑んだ初ライブで全く上手く演奏出来なかった挫折のエピソードを正に表していますが…

これって比較的若いうちに誰もが経験することですよね。
誰もが幼いころ、若いころ、
何か好きで得意な夢中になったことがあったはずです。
けれどそれは広い世界ではちっぽけなものだと打ちのめされる時が来る。

(私はこの曲を聞いたとき、
BUMPの「才能人応援歌」を思い出しました。
得意なことがあった事を忘れてしまうのは、
「自分よりそれを得意な誰か」が居たからだと。
私がBUMPの中でも特に好きな曲です。)

そして、虹夏とのあの公園での出会い。
この歌詞の部分の表現も大好き。

偶然がなかったなら
わたしはまだ
孤独感と手を繋ぎ踊っていたかな

この後に出てくる歌詞がまた、
大人になって夢を追っている私には非常に突き刺さりました。

夢は遠くて
現実ばっかで
まだだ まだだ まだ足りないんだ
誰の胸にも届かない

一生存在証明
永遠を超えていけ

変われなくても
代わりはいないから
鏡を閉じて
革命寸前の未来を睨んだ

これはぼっちざろっくの後藤ひとりのエピソードでもあり、
我々にあまりに刺さる等身大の応援歌ではないかと思わずにはいられなかったのです。

君は 君だ
誰かと同じ未来なんて欲しくないでしょ?

一生全身全霊限界を超えていけ
何回間違えたって指を止めるなよ
叶わなくても
叶えたいと願って
奏で続ける

革命寸前の未来だなんて
紛れもなく確かな希望だ





②「青春コンプレックス」元祖OPで掻き鳴らせの大合唱

2曲目できてしまった…
アニメOPで代表曲の青春コンプレックス~~~~!!!!

男声だらけの中でコールできたのも楽しかった~(笑)

かーきーなーらーせー♪
合唱できた時
生きてる~~~~~!!!!
って感じたよ…



③「カラカラ」 水野朔が魅せる山田リョウの陰影

中嶋イッキュウさん作詞作曲の、
ベース&コーラス担当の山田リョウCV:水野朔さんの一曲。

カラカラは正直、
この朔ちゃんの生カラカラが良すぎて最近よく聞いています…

生で朔ちゃんが歌う「カラカラ」は音源以上に透明感が凄まじく、
心に浸透するようにスッと山田の心情が入ってきたように感じたんです。

山田の奔放な部分と影を落とした陰影のコントラストと、
揺れ動きながらも固く結ばれた意志を垣間見れる様で…

(やはりこの歌詞は、
虹夏の「影になれる」という意味なのでしょうか。)

ライブから逆に好きになる曲ってあるよね…

後半のここからは特に前を向いて確かに踏み出す情景が描けて好きです。

スカート揺れる教室の隅で
ずっと溢れる夢を抱きしめてた
きっとやれるわ やれるわ
やれるわ やれるわ



④「惑う星」 ACIDMAN大木さんが描く銀河

ツアータイトルでもあるNEW EP「We will」収録の、
作詞・作曲:大木伸夫さん(ACIDMAN)の一曲。

このEPの中でもイントロから一番引き込まれて楽しみにしていた曲だったので嬉しかった。

流石に聞いただけで
ACIDMAN!
となる程玄人ではないですが、
正直ACIDMAN好きなので情報が合致した時は
「ああ…」にやり
という感じでした(笑)

大木さんと知ったそばから、
イントロから聞けば聞くほどACIDMANみを感じるのは私だけだろうか…

ただ泣いて生まれた僕らは皆 バラバラのままで美しいんだよ

なんて美しい言葉でしょうか。



⑤「僕と三原色」 鮮やかな感情の色彩の移ろい

1番では感情の色彩が
「色づいていく」
という表現で目の前の全てが美しく見えて夢中になっているのに、

2番では
「濁っていく」
という表現で不安な感情に塗れて陰っていく。

その対比がとても面白いと感ました。

全部混ぜたパレットの上に 涙一粒落ちたら 僕だけの色になった
どんな名前をつけたらいい?

こんなに弾むような鮮やかなメロディーラインなのに、
なんて表現するんだ…凄まじい。
樋口愛さん化け物じゃん??

これぞある意味 
芸術は爆発だ!! 
ってやつなんじゃん?(笑)

色んな経験から正も負も感情がぐちゃぐちゃに混ざって、
そんな時衝動的に生み出されたものがある種個性の到達点というか。

曲の始まりから終わりにかけて、
迷いがなくなり突き抜けていくような爽快感のある曲だと感じました。



⑥「milky way」 Saucy Dog石原さんが描く煌めき

夕暮れの帰り道に聞きながら歩いて帰りたい様な、
可愛らしく爽やかな石原慎也(Saucy Dog)さん提供の一曲。

作品のファンでもある石原さんが
ボーカル&ギター/キタちゃんをイメージして作られたそう。

確かに「可愛くて明るいみんなの人気者」である彼女の、
その中に確かに淡く煌めく様な意志を感じる。

まさに↓このNEW EP「We will」のジャケットみたいに、
遊びに行った後の夕暮れの帰り道みたいな情景を思い浮かんだな~。



⑦「Distortion!!」会場全員の心を紡ぐ

KANA-BOONのギターボーカル谷口鮪さん提供の、
ライブでも定番のポップなナンバー。

この曲もとても楽しみにしていたけど、
瞬間その場が弾けて明るくなるようなライブ向きの曲だなと改めて思いました。

それでいてどこか、
触れられないその心に触れたい、理解したい
という人の心の叫びが伝わるような情熱的な曲でもあります。

ディスコード いつもそう
交わらないその心を繋ぎたい
端っこでも




⑧「夢を束ねて」ひとりちゃんから見る柔らかな眩しい世界

佐藤千亜妃さん提供の、
主人公後藤ひとり(ぼっちちゃん)イメージして作られたナンバー。

「今までとこれから」に思いを馳せるぼっちちゃんの歌。
とのことでした。

本当にぼっちちゃんのキャラクターをよく理解されているな~
と感じるいい意味で脱力した世界観。
「こうしたい!!」という強い意思表示はなくても、
「こうなりたいな、こうしてあげたいな」
と思うぼっちちゃんのあたたかさも感じた。

茜色に染まるあの日々が
いつか記憶からこぼれ落ちても
また新しい鼻歌を紡いで
束ねた夢をあなたに届けたい ずっと



⑨「あのバンド」ギターソロから始まるSTARRYでのライブ空間

マジで待ってた…
何度あのバンドのライブ音源を聞いたか…

正直1番楽しみにしていました。

今回もしっかりアニメの中のライブ通り、
ぼっちちゃんのギターソロから流れるように始まってもう最高。
まさにあのSTARRYに居る観客になれた様で…

手を叩く~…からの手拍子も
ああ、本当に結束バンドのライブに来ているんだ…
と全身で実感するようで最高でした。

結束バンドの楽曲の中ではクールな印象のこの曲は、
どうせ誰にも理解されない、されなくてもいい
と心の中で孤独を叫ぶようなロックナンバー。
セットリストには欠かせない一曲です。



⑩「ドッペルゲンガー」好きになれない僕も君も全部僕なんだ

こちらもカラカラと同じで、
ライブで生で聴いてから更に聴くようになった1曲。

本当の自分なんて好きになれやしない
好きになれる訳がない

ここのキタちゃんのボーカルがもう良すぎて…
心臓を突き抜ける様に全員の心に響いたと思います。

誰もが
「好きになれない自分」
「こうありたいと願う自分」

がいると思います。
それでも

君が第一声鳴らして
始めたストーリーだろう

全て他人のせい?社会のせい?
誰かのストーリーの中に生きているの?
そうじゃないだろ?

本当の自分がどんなに思い通りにいかなくて惨めで悔しくて、
偽物の自分がどんなに理想通りで魅力的で光輝いて見えても、

君は僕で僕は君なんだ
いいよ怯えてても

でも息を吸って吐いて
それだけで生きてはいけないだろう
なら 重なり合おう

とても素敵な言葉だなと思いました。

現代はリアルでの繋がりが希薄になりつつあり、
変化を求めない、リスクを好まないような風潮にもあります。

ただ毎日を過ぎていくだけになりつつある日常で、
一滴の刺激をくれるような結束バンドらしい煌めいた一曲です。

やはりこの結束バンド代名詞と成り得る様な曲は樋口愛さんなのだな…
(勿論他の提供曲がどうこうではなく)



続きはまた第二弾で書きます。

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