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「陪審員2番」を見たよ。

あらすじ:ジャスティン・ケンプは雨の夜に車を運転中、何かをひいてしまうが、車から出て確認しても周囲には何もなかった。ジャスティンは、鹿をひいたと思い、家に帰る。その後、ジャスティンは、恋人を殺害した容疑で殺人罪に問われた男の裁判で陪審員を務めることになるが、その事件の犯人は自分であると気付く。

あらすじでネタバレしてますが、これは犯人をみつけることを重要視していないので犯人を明かしました。


私は、クリント・イーストウッド監督作品が苦手です。古臭い印象なのでこの映画を見るか悩んだのですが、U-NEXTで無料だったので鑑賞しました。

冤罪が生み出されていく過程が丁寧に描かれているので、見応えがありました。主人公が轢き逃げした被害者の裁判で裁判員に任命され、裁判員たちと有罪か無罪か討論する間、ずっと悩み苦しむ演技が上手いです。最後、子どもが生まれて家族を守るために開き直る心理の変化が面白い。

もうひとり注目すべき登場人物は、トニー・コレットが演じた検事です。彼女はだんだん真犯人に気づいてゆく。真実を追求すれば彼女が築いた地位が崩れるので、葛藤する。最後、主人公に対峙するトニー・コレットの演技は素晴らしいです。

クリント・イーストウッドは94歳。この映画が引退作になるのか、今後も映画を製作するのか?大変興味深いです。

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みやびの映画日記
日々観た映画の感想を綴っております。お勧めの作品のみ紹介していこうと思っております。

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