DEADLY CURSE AND BLUE POP 1
どこまでも拡がる闇の先、篝火に照らされた祭壇が見える。祭壇の周りには幾人かの子供がいた。彼らは祭壇に祀られた古めかしい箱に施された封をひとつずつ剥がしていく。禁足地に忍び込む冒険で見つけた宝。彼らは目を輝かせて箱を開けようとしていた。いけない。それはだめだ。そう叫んでも声が出ない。彼らの元へ駆け出す。足は動く。しかしどれだけ地を蹴っても私は祭壇に近づけない。
やがて箱が開かれる。子供のひとりが中身を掲げ、仲間達がそれを見た。捻じ曲がった黒い水晶のかけら。彼らは冒険の成果にか