デジタル時代の子育て〜感性3〜
自分の子どもたちが何度「うなだれた」だろうかを考えたことがなかった私は、この記述を見てハッ😱とさせられました。書物の上にへばりつけすぎると前かがみにうつむくようになる、と示唆している点も、時代を感じます。
スマホやタブレットに齧り付く子どもたち。「ゲームやアプリまで作るんです、すごいですよね。」と伝えようもんなら、ルソー先生はなんと仰るでしょうか。考えてしまいます(笑)。
と言うわけで、感性の鍛え方に入ります。
何をイメージしますか。
夜であることがポイントなんですが、夜=暗い
前回引用した部分を読まれて、頭がキレる鋭い方はピンときていらっしゃるかもしれません。
人は視覚に多くを頼っています。しかし視覚は広がりがあり、ゆえに間違いを起こします。だから、まずは視覚以外の感覚器官を鍛える必要があること説いています。
視覚が働かない夜の闇の恐怖を実地に体験させる遊びだそうです。
怖過ぎませんか、ルソー先生。
もっぱら恐怖心の克服が試されている気がしているのは私だけでしょうか。
はい、これから先生に叱られていきますよ。
なるほど、恐怖心という情念は想像力でによるもので、
習慣化することでつまらぬ想像をしなくなるでしょ、と言うことですね。一体、何日くらいで慣れることができるのでしょうか。
もう一つ紹介されている例が、
夜の遊びのハードルの高さに少し心が離れていましたが、これなら出来そう・・・と思いきや、あくまで視覚を鍛える訓練です。
ポイントは、走る距離をそれぞれあえて違うようにします。しかもそれをわからないように設定し、距離の違いを気づいた子には、一番短い道を選ぶように伝えます。
あとは、眼と腕を鍛えるためには「テニス」が良いこと、
食事についても、「あっさりとした味のできるだけ単純な食物がいい」など。
今日の内容で、感性の最初に引用した、
以下の内容がはっきりしたように思います。
これを読んで、自分の幼児期を思い出しました。
小さい頃、モンテッソーリの幼稚園(「子どもの家」)に通っていました。
そこでは、集団保育が全くなくて、個々人で「おしごと」(遊び)を探します。その遊びの中に、
・目隠しをして、袋の中から同じおもちゃを探し当てる(触覚)。
・水を舐めて、塩水、砂糖水、酢など、の入った水を探す(味覚)。
などをやっていました。特に、水舐める遊びは好きすぎてTVにも出たくらい(少し変ですよね、笑)。記憶がぼんやりしていますが、おそらく他の感覚器官を鍛える「おしごと」(遊び)もあったと思います。
経験が意味を持ってくるって、ワクワクしてしまいます。
周りに感謝する瞬間であり、愛を感じる瞬間でもあり、私が学ぶことに惹かれてしまう理由かもしれません。
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