デジタル時代の子育て〜感性2〜
「集中力」をテーマに書いています。
集中力と運動の関係、スキルによる分類を見た上で非認知能力、記憶、思考などについて考えてきました。今日のテーマは、「感性」です。
ところで、そもそも「感性」とはなんでしょう。
何かを見る、聞く時に感じる心の動き、感覚的に物事に対して感じていることと捉えています。
感受性というと、かなり内面や情緒性にフォーカスしてしまいますが、感受性も感性一つでしょう。人の気持ちを感じる力、場の空気を読む力、芸術性やファッションセンスなども感性の一例と考えられますね。
人工知能AIが出てきたこともあってか、ここ数年「感性」、センスという言葉をよく聞くようになりました。
最近は、情報技術の中にどう五感への働きかけを載せるか(五感情報通信技術に関する調査研究会)注目されています。
私は早くに母と死別しているのですが、
母のビデオメッセージがあって、それに母の香りや母の得意料理がついているとか、少し想像しただけで、泣けてきちゃいそうです。ハリー=ポッターではないですが、毎晩開いてしまうかも。
本題に戻りまして。
感覚については昔からその重要性を唱えられていました。
感覚のスペシャリスト、✨ルソー様✨
前回に引き続き、引用はルソー『エミール』からです。「エミール」の前半(幼児・少年期)は、感覚についての述べられています。
それぞれの感覚、五感、5sensesについても述べられています。
(長いです💦)
口に入れる=生に直結しますよね。
口に入れた時点で、体に取り込んでいます。感覚の中でもブレが少ない、納得です。
残る嗅覚の記述が面白いです。
少し距離置いてますよね(笑)。
(ルソーのこういう記述を見て、キュンキュンする私は少しだけ変態なんだと思うんですけれども)
この書き方、ルソー自身のことを言っていると思うのですが、可愛過ぎませんか。このマルチな天才が
とかいうんですよ。これ、原著欲しくなっちゃう💓。
「別に君を求めてないけど、横にいられると思い出す
君のドルチェ&ガッバーナのその香水のせいだよ」
香りが愛しい人や思い出を思い出させますよね。
これって味覚にはないんですかね。
「この味!」みたいなの、フィクションではありそうですよね。
15歳で祖国ジュネーヴを飛び出したルソー、「おふくろの味」(mom's food やcomfort foods?)みたいなものはなかったんですかね。気になります。
お腹いっぱいになってしまいました。
次回は、感覚を鍛える話について。
まだ、続きます。
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