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動物に優しい国は人にも優しい

「動物に優しい国は人にも優しい」
この言葉は、何処で見かけたのかはっきりとは覚えていませんが。
然もありなんと思い、とても心に残っている言葉です。

日本は動物に対して優しい国なのかどうか、外国と比べてみたいと思います。


まず日本から見てみましょう。

国会議員の方の中にも、動物愛護に取り組んでいる方がいらっしゃいます。

ツイッターより




noteでも、小太郎さんが地域猫活動の事を書かれていらっしゃいます。


おりちゃさんも、グラウンドの片隅にいた子猫のことを書かれていらっしゃいました。


では、外国ではどうでしょうか。

ドイツでは、そもそも憲法に動物保護が書かれているそうです。

ドイツ国民の生活の基礎となる最上位の法律で、日本でいうところの「日本国憲法」にあたるものです。そしてなんとこの中の第20条aに、「動物保護」という言葉が明記されているのです!
ドイツでは、「動物保護」が人権や宗教の自由・財産保護といった原則と同等の重要性を持つものだと定められているのです。

そしてこの動物保護法のもう1つのポイントとして、動物の殺処分と密接に関わる文章があります。「何人も、合理的な理由なしに、動物に対して痛み、苦痛または傷害を与えてはならない」というものです。

ドイツ&オランダ動物保護事情①~ここが日本と違う!ドイツの制度や文化~
より


ドイツでは、動物の為の法律が細かく決められているようです。

沢山の法律で守られています
ドイツでは犬を飼うにあたり、“犬の保護条例”という法律に記載されている非常に細かい条件があり、この条件をすべて満たさないと飼育ができないようになっているんです。

また家の外で犬をつないで飼う場合は、必ず犬小屋を用意し、ワンコが自由に動けるように綱の長さが決められてます。
でもアメリカと同様に殆どの家庭はワンコを室内で飼育するそうですよ!

他にも、子犬は生後8週間を過ぎるまでは、母犬から引き離すことは禁じられ、また屋外で飼育する場合でも1才になるまで禁じられていたり、更には地域によって1日の内の数時間はワンコの為に時間をとらなくてはいけないのは本当に驚きました!

ドイツのミュンヘンでは、2001年に24時間体制動物救急隊が誕生
生体販売は禁止です!ドイツのペット事情は、海外というよりも世界のお手本となるほどの優秀さです。

海外の犬事情はどうなってるの?アメリカ・ドイツ・台湾のマナーや法律
より


トルコは、猫に優しい国として有名ですね。
トルコでも、動物が法律で護られているようです。

トルコにはもともと2004年に定められた動物愛護法があり、イスタンブールが「猫のための街」となるきっかけになりました。さらに、2021 年 7 月には改正法案として「動物の権利法」が採択されています。

その改正内容とは、動物への虐待は裁判所で取り扱う「犯罪」として扱われ、処罰内容も従来の罰金刑から半年~4年間の懲役刑と重くなったことです。また、動物が虐待されたり生命の危機に瀕したりしている場合、警察が出動できるようになりました。

この法律によって、野良猫を含む動物は、生きる権利を認められる存在となったのです。

トルコは野良猫に超優しい国!カワイイ猫事情を紹介
より


トルコでは、コロナ禍でロックダウン中でも、野良猫や野良犬に餌やりがおこなわれていたようです。


スイスでも、とても動物たちが大切にされているようです。

スイスは世界で最も厳しい動物保護法を設けている国の一つだ。動物の福祉を守るためさらに規制を強化する案が、繰り返し国民投票にかけられている。専門家はそれでもまだ欠陥があると話す。

法律に貫かれている基本理念は、農家や肉屋、飼い主、科学者を含め誰であっても「動物を不適切に痛みや苦痛、危害、恐怖にさらす」ことは許されないということだ。またスイスの動物保護法他のサイトへは「動物を扱うときは、動物の尊厳、つまり生来の価値を尊重しなければならない」と定める。

世界で最も厳しい動物保護法を課すスイス
より


スイスは、動物の立場にたった目線ですね。

「スイスでは、動物のメンタルを何より重視します。動物の身体の安全や健康だけを配慮するのではなく、サイコロジカル(心理的)なアプローチをなにより大事にしています。

 本来集団で生きる動物であれば、その環境を整える。暑さ寒さをどう感じるのか動物の気持ちになって考える。高いところが苦手な動物であれば飼育環境に配慮し整える。

 スイスは世界一自然と動物に優しい国だと言えるでしょう。それは法律にも反映されています」

「スイスは世界一動物に優しい国」 訪れて感じた動物がストレスなく暮らすための配慮
より


動物に優しい国は、ヨーロッパの国々に多いようです。

動物は、自らの権利を主張する事は出来ません。

ですので、人が動物の立場にたって、動物たちの権利を守る法律を作って保護しているのです。

やはり、そこまで細かく動物の立場に立って法律が作られて動物たちが護られていると言う事は。

動物でさえ、多くの法律により守られていると言う事は。

とうぜん、それらの国々では、大きな声を出す事の出来ない、弱い立場の人々も護られていると言う事でしょう。

日本でも、それらの国々のように、動物の立場にたって考えた法が出来切るようになった時には。

きっと、今よりももっと、人に優しい国に成っているのではないかと思います。


ai様 Joy~アネモネの押し花額~

3階のネコ様 マガジン 僕の世界は美しい

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使用画像 ACイラストより

アートとメルヘンと創作の森

2022.10.20 24加筆 2023.7.1加筆

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