「ピピのつばさ」つうしん・日記6
朝のワクワクとウキウキ
家の外では、コスズメたちがチュンチュンと可愛らしく小さく飛び跳ねながら頭を上下させておじぎしながら朝ご飯をついばんでいた。
ボクは、まだ眠い目をこすりながら布団からとびおきると。外のコスズメたちのように急いで朝ご飯を食べた。それから学校へ行くしたくをして家を出ると、もう気持ちは早く学校へ着きたくてワクワクしていた。
ボクは、ウキウキ気分で学校へとやってくると。校舎へも入らず一目散に、校庭から一段下がった所にあるグラウンドへとむかう。グラウンドでは、もう何人もが朝の光を浴びてキラキラと輝くボールを追いかけて走り回っていた。
ボクも鞄を置くと、直ぐにそのキラキラと輝くボールを追う仲間に加わった・・・。
ボクは、子供のころ運動が苦手で体育の時間は大嫌いだったんだけど。朝早くに、みんなが自主的に集まって学校のグラウンドでやっていたサッカーだけは大好きだった。
でも正確に言うと。1人がボールを蹴ると、みんなが、ぞろぞろと一つのボールを追いかけるような子供の草サッカーだった。だからスポーツのサッカーとは呼べない遊びの延長のようなものだったかもしれないけれど。しかしボクは、その遊びがとても楽しくて大好きだったし、そこにいた他の子供たちの顔も生き生きと輝いていた・・・。
ボクは、それまで学校へ行く事が楽しいなんて思ったことは一度も無かった。けれどその時ばかりは、早く学校へ行きたくて朝が来るのがいつも待ち遠しくて楽しみだった。
でも、そんな楽しい時間はあっという間に過ぎさって・・・。
2020.3.7 .8 ピピのつばさ通信・日記より加筆
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フルーツ島の住人たち・スイカさん
スイカさんは、リンゴさんと同じ果物の妖精です。
スイカさんは広いスイカ畑と広い庭を持っていて、スイカさんの庭は、いつも色々な草花たちでにぎわっています。
スイカのとれる季節になると。スイカさんのスイカ畑では、スイカさんが案山子を作ったり、時にはスイカさん自身が案山子に成ったりしての。いたずらカラスのリルレとのスイカを巡っての攻防戦が毎年繰り返されています。
そしてスイカさんの着ている洋服は、いつもとってもカラフルなのです。
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「ピピのつばさ」つうしん・日記6
終り
2020.5.15 16.加筆修正
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