イラン紀行 ペルシアの風に揉まれて ①国際政治の荒波に遭遇
混乱が続くイラン情勢を前に、大好きなイランに安定した平和な日々が訪れることを祈りながら。
(2018年)イランへはトルコ・イスターンブールのアタチュルク国際空港を経由して向かった。深夜1時に出発する便の乗り継ぎまでの間、イスタンブールを覆う厚い雲の中に消えていく、離陸する飛行機を出発ロビーの長椅子に横になりながらひたすら眺めていた。荷物の減量のために、暇つぶしのための本を部屋に置いてきてしまったことを悔やんだ。夜も深まり、離陸する飛行機が減り始めた頃、ようやく搭乗アナウンス