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【○○していいですか?○○できますか?】頼む、お願いすることの難しさ

Hola~アスキです!
今日は去年一年で一番難しかったことを書いてみようと思います。
タイトルの通り、毎日のように頼んだりお願いごとをする、というは35年間の人生の中で去年が初めてだったでしょう。

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一つは「移動する、○○に行きたいです」という類のお願い。
具体的に言うと、マイアミはアメリカの大体の都市がそうですが(NYは例外ですね)車社会
ちょっと買い物に行きたいと思っても歩いていくのは結構な距離だし、そもそもそういう人もいないから横断歩道とかもあまりなく、歩行者には結構気を付けないとどこでも渡れるというわけでもない道も多いです。

去年のコロナでは、最初の方はジャンも買い物にもつきあってくれましたが、彼は彼で仕事もあるし全部は連れていけないもの。
そういう忙しさを知っていながら、
○○を買わなきゃいけないから連れて行ってくれる?」というのも毎日言うとウザがられるので言うのをまったり、今度は「じゃあUberで一人で行ってきて~」と言われても「○○円かかるので、お金ください」とか毎回言うのが本当に嫌でした。

最初はUber(日本はまだまだタクシーが主流ですが、こちらはタクシーのように運転を手配するこのUberやLyftが主流です)もジャンのアカウントで車を手配してもらっていたため、「○○行きたいので、車の手配をお願いします~」と遠隔操作でお願いしたり、とにかく手間がかかって車を呼ぶのもおっくうでした。
その後に知人からFamilyサービスで違うアカウントでもカードをシェア出来るよ、と教えてもらい(でもそこに気づくまで数か月かかった)今では自分で行けるようになりましたが、8月くらいまではこの遠隔操作をしていたと思います。

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それでもまだ完全とは言えず、例えば最近ジムに行きはじめ、この朝の時間はUberがほぼ走っていないため、料金が片道で通常の3倍くらいかかってしまうので、彼に早朝7時、8時とかに送り迎えをしてもらっています。
最初は眠そうな彼を起こすのも申し訳なく、ずっとUberが安くならないか待っていたのですが一向に安くならないので困っていると、ジャンのママは「アスキ、ジャンを起こして連れて行ってもらいなさい!いいのよ、起こして」と強気の発言。そしてもう起こすしかない、と起こしてそこからは毎回子供の学校のように送り迎えをしてくれています。
でもこれも最近は仕方ない、と割り切って甘えるようにしています。

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もう一つは「支払いのお願い、○○買っていいですか?○○かかるので、お金ください」の類のお願い。
コロナで去年は買い物も出来ないことも多く、欲しいものが見に行けたり、買いにいけないのでオンラインショッピングになることも多いのですが、ここでも例えば化粧品なんかが欲しい、となって「これ、使ってるのなくなったから買っていい?」と言ってジャンが「え、同じようなのない?」とか「え、こんな高いの?」とか言われると「もういいです」と思ってしまう私。
ジャンも悪気はなくただ聞いているだけなのですが、こういうイチイチに答えるのが今までの人生だったら好きに自分のお金で買えていたので、本当に嫌だったんですね。結局こういう会話が嫌だから、買うのをやめたり、したいことを我慢したり、というのが何となく積もってしまい、それが何かのきっかけで爆発してしまう(特に喧嘩のときなど)ことが多かったです。

彼も私にお金を使いたくないわけでも、やってほしくないわけでもないのですが、私が単純にこのやりとりが物凄く苦痛で苦手ということを彼にも理解してもらわなければならなかったです。
そして買ってもらえるようになっても、毎回彼が家に帰ってきたり、朝起きたのを待ってましたかのごとく、「お友達に会うからお金ください」とか言うのも彼を見るたびにお金の話しかしていないみたいですごく嫌でした。

今では彼も定期的にある程度のお金を渡してくれて、私が毎回細かく聞かなくてもいいようにしてくれたり、Uberも最初は高くてなかなか外出も悪いな~と思って出かけられなかったのですが、今は私も「結局出ないと自分もストレスが溜まってよくない」と開き直って自由にお出かけさせてもらっています。

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一番の辛かった出来事はお誕生日やクリスマスを色々したかったのに、お金もないから何も出来なかったこと
ジャンの誕生日はコロナでどこもクローズして出かけられなかったので、そんなシチュエーションに救われながらも頑張って働いている彼に好きなものを買ってあげたりしたかったなぁ、というのが本音で、そんなジレンマに初めて悩みました。

クリスマスも、ジャンは家族の全員にクリスマスプレゼントを買ったり、旅費などで相当な額を使ってしまったため(こちらのクリスマスは物凄い気合が入っているし、彼のか家族も大家族なため)、本人も多少焦り気味で「お金が吹っ飛ぶなぁ~」とボヤいていました。
それなのに、家族のクリスマスプレゼントを選びにMacy’sに行くと、謎にジュエリー売り場に行って、「どれが良い?」と私に高いジュエリーを買ってくれようとしたのをサプライズされたとき、私はびっくりしたのと、何も返してあげられないことにその場で号泣してしまい、
「お願いだから何も買わないで!!」と涙が止まらず、彼をまたいつもの通り困らせてしまいました。
彼としてはよかれと思ってのサプライズだったのですが、私は本当に「してもらい続ける」、Give & Take のGiveがなくてTakeしかしてない自分が悲しいのと惨めなのと情けないのと、そんな感情が混じってしまい、本気で苦痛だったのです。

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説明したら分かってくれましたが、多分私は他の女性よりそもそも貰う事にも慣れていないし、「自分で買う事」が一番好きなで、そこにステータスを感じる人なのです。
「誰かに買ってもらう」というのは私の中で結構なプライドが邪魔をしてしまい、自分の持っているパワーが減ってしまったような気になるのですが、これは私だけなのかなぁ~?
自分で買うことが出来ることが誇りだったので、買ってもらうのは「傷つく」くらいのレベルになるんですね。(無職で彼に買ってもらうのも傷つくとかメンドクサイ女だなぁ、と自分でも知っていますよ、、、
それでもその環境は変わらないので、今年に入ってからは気持ちをスイッチして「甘える」ということを覚えよう、と最近では「これ買っていい?」と素直に聞けるようになりました。
「悪い」と思う自分がどんどんと窮屈な気持ちになるので、これはしょうがない、と割り切って甘えさせてもらうようになれたこと、そしてそうやってサポートしてもらうことで自分も出来ることは何でも助けようと思えるようになり、今年に入ってからはとても気持ちが楽になったのでした。
そして最近は彼も私が何かお願いするときの「あの~その~」というモジモジ感がバレているのか、「あ、その顔。何?アスキ何がお願いなの?お金??」と話す前からバレているようです。笑

それでもやっぱり自分で何でも出来たら、それが一番
早く自分で出来るようになりたいなぁ~と思いながらも今は人に頼んで自由に過ごさせてもらっていることに感謝しながら毎日を過ごしたいと思います。

ではHasta Manana!

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