『Unity C#基礎』第三回: 基本構文 - 変数とデータ型
今回は、C#の基本である変数とデータ型について学びます。変数は、プログラムにおける情報の入れ物で、ゲームのスコアやプレイヤーの名前などを扱う際に使います。データ型は、変数に格納できるデータの種類を決める役割を持っています。
変数とは?
変数は、データを一時的に保存しておくための箱のようなものです。ゲームの開発では、キャラクターの体力やスコア、プレイヤーの位置など、様々なデータを変数として保存します。
int playerScore = 0; // スコアを0に初期化
string playerName = "Mika"; // プレイヤーの名前
float playerHealth = 100.0f; // 体力を100に設定
int は整数を扱うためのデータ型です。
string はテキスト(文字列)を扱います。
float は小数を扱うデータ型です。末尾に「f」をつける必要があります。
C#の主なデータ型
C#には様々なデータ型が用意されています。それぞれのデータ型は特定の種類のデータを格納するために使用されます。
変数の宣言と代入
変数を使うには、まず「宣言」を行い、その後に「値を代入」します。
変数の宣言:
int playerScore; // playerScoreという名前の変数を宣言
値の代入:
playerScore = 100; // playerScoreに100を代入
宣言と代入を同時に行う:
int playerScore = 100; // 宣言と代入を同時に行う
Unityで変数を使ってみよう
実際にUnity上で変数を使ってみましょう。以下の手順でUnityに変数を表示します。
手順:
Unityで新しいプロジェクトを作成します。
Assets フォルダで右クリックして C# Script を選び、新しいスクリプトを作成します(例:「PlayerStats」)。
以下のようなコードを書いてみましょう。
using UnityEngine;
public class PlayerStats : MonoBehaviour
{
// 変数の宣言
public int playerScore = 0;
public string playerName = "Mika";
public float playerHealth = 100.0f;
void Start()
{
// 変数をコンソールに表示
Debug.Log("Player Name: " + playerName);
Debug.Log("Player Score: " + playerScore);
Debug.Log("Player Health: " + playerHealth);
}
}
作成したスクリプトをゲームオブジェクト(例:空のオブジェクト)にアタッチします。
ゲームを再生すると、コンソールにプレイヤーの名前やスコア、体力が表示されます。
まとめ
変数はデータを保存するための箱です。
データ型により、格納できるデータの種類が決まります。
Unityでは、変数を使ってゲーム内のデータを管理し、操作できます。
次回は、条件分岐について学びます。ゲーム内でのプレイヤーの行動や状態に応じた処理を実装できるようになりますので、楽しみにしてください!
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