30歳になる前に。
この前、会社に所属していた頃の同期と電話をしていて、面白いことを言っていた。
「20代は生き急ぎすぎたよね。」
確かに。私たちは、新卒で入社して、とにかくよく働いた。会社のためというよりは、目の前のことにいつも必死になって働いていた。
私は、決して容量がよい方ではないが、不器用というよりは器用なので、どんどんと新しい仕事に挑戦していた。
”もう無理だ”
と思うことは多々あったし、その度に”辞めてやる”と思いながら、そこから3年は会社を辞めることはなかった。
同期は、私より早く辞めたが、確かに彼女は私よりもハードに働いていたのではないかと思う。
『生き急ぐ』
という言葉が、20代前半の私たちにピッタリの言葉で笑えた。
今年で30歳になる。節目の歳。
今までは、30歳になることが、こんなにも変化がある時期だとは思っていなかった。
だけど、30歳になるって・・・なんか今までと違う。
20代の前半は、とにかく目の前のことに一生懸命。20代の後半は、少し疲れて一休み。(私の一休みは長かった。)
迎える30代は、どう過ごしていこう。
少し先の話からしていくと、40代は、多分、子育てをしている。
50代になると、子育てから少し離れて、社会に対して自分の経験から得たものを、新たに自分を表現していくとき。
60代は、これからの社会に自分が何を残していけるかということを考えるとき。
70代から先は、子どもたちや、子どもの子どもたちに伝えられることを全て伝えてくとき。
これは、もちろん私の妄想である。
実際に自分が60代になった時にどうなっているかなんてわからないし、こんなに余裕を持って過ごしていられているのか、わからない。
ただ、こうやって歳を重ねて過ごすことができれば、とても素敵だなと思う。
さぁ、では30代をどう過ごしていこう。
やっぱり好きなことをして生きていきたい。
結局ここに尽きる。10代や20代は、周りの目を気にして生きてきた。
”変な子”と思われることが嫌だったし、”あいつ、やばいよね”と言われることを恐れていた。
しかし、海外に住んでみたり、この歳になると感じるのは、
”私が気にしているより、みんなは私を気にしていない”
ということなのである。
”みんな自分を見ている”
なんて自意識過剰な話だと、私は思うようになった。
自由な服を着て、自由でありのままの姿でいることは、決して恥ずかしいことではない。
私の”好き”を表現して、共感している仲間がいれば、ラッキーくらいの気持ちだ。
好きなことをして、のんびり過ごす。
これが私の理想の生き方なのだ。
私の30代は、
「焦らず、好きなことに没頭するとき」
にしていきたい。きっとこの先、自分以外のものを優先する時も来るのかもしれない。(私には、来ないのかもしれないが・・・。)
その時に、あ〜これやっておけば良かったな、私の人生。
ってならないように。
自分の気持ちに正直に、好きなことに没頭して生きていこう。
これが、私の30代のテーマなのだと、
noteを書きながら知りましたとさ。
さ、明日もウクレレを弾こう。