リーダーをどう活かすか

今日の話はまだ答えが出ていない、現在進行系の仕事の悩みの話です。
今後の防災リーダーのあり方についてです。


とある地区の防災リーダーの方がこんなことをおっしゃっていました。

「ほとんどの自治会が、『自治会=自主防災会』の形式を取っていて、自分が自治会役員の時には防災の取組を提案しやすいけど、役員を交代してしまうと口出しできない。市として、防災リーダーに権限をもたせることはできないのか」

地域を引っ張る上で、「建前が必要だ」ということだと思います。

実際、思いの強い役員が自主防災会を立ち上げたものの、その後の役員交代やマンネリ化で活動が途切れてしまったという話も耳にします。

行政委員などのように、市から位置づけされるなら(建前があるなら)、それを理由に役員を交代しても、特定のリーダーによる活動推進ができるかもしれません。

市としても、自主防災会を引っ張ってもらう人材を要請するために「せとうち防災リーダー養成講座」を毎年開講しているので、地域の実情を踏まえ、防災リーダーが取り組みやすいようなフォローはしたいです。


ただ、「『自主』防災組織」は、あくまでも地域住民が自主的に結成する組織であることを踏まえると、市が防災リーダーに権限を持たせるような働きかけをすることは、あまり望ましくないことだと思います。

何か仕組みとして、防災リーダーが活動しやすく、地域の方も防災リーダーを活用しやすい状況を作り出す方法がないのか探っていきたいです。

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