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読書と日記 2024-07-10


0707 直木賞候補作


暑さのせいか、ちょっと疲れている。
最近、朝起きるのが少し辛い。
カーテンを開けると青空が広がっている。
窓を開けると生ぬるい空気が入ってくる。

昨日届いた、青崎有吾さんの『地雷グリコ』を読み始める。今日から直木賞候補作品を読んでいく。5つの短編+エピローグという章立て。タイトルにもなっている『地雷グリコ』を読む。単純な昔からある遊びの中に、1つ違った要素を加えることで、魅力的なゲームになる。読者に次を読ませたくなる文章、あっという間に45ぺージが終わる。帯には、すでに、3つも賞を受賞していることが書かれている。①本格ミステリー大賞②日本推理作家協会賞③山本周五郎賞、どれも見たこと、聞いたことのある賞ばかり。残りの短編が楽しみ。


0708 オペは芸術

昨日いつもより早めに寝たので、少し早めに起きる。
もう朝6時でも暑い。朝の清々しさを感じるには5時台じゃないといけないのか、と思いながら、車の無い道がまっすぐ伸びていることに心地良さを感じる。

青崎有吾さんの『地雷グリコ』の続きを読む。
2つ目の短編小説「坊主衰弱」。1つ目の短編小説で仲良くなった生徒会の人々とも協力しながら、対戦相手と対峙していく。鮮やかなストーリー。とても読了感が良い。

朝ドラ『虎に翼』の先週分を観る。前半総集編は、先々週までの分だったので、先週分も観ないと追いつけない。NHKプラスには、先週分の総集編もあったような気もしたが、どうせならきちんと観たい。まだ視聴が可能なので観る。1話が15分弱なのでサクサク進む。1話15分なのに、登場人物たちの心情が伝わってくる。

夜、ドラマ『ブラックぺアン2』を観る。1を観てないので、観た方が良いのかな…なんて思いながら観たが、そこまで物語が分からないことはなかった。途中、1と関連を思わす部分があったが。オペの技術は確かだが、悪魔と呼ばれる天才医師。訓練や努力を積み重ねる考え方では、到底敵わない。オペは芸術、らしい。医療とはある意味離れた、神とか悪魔とかという言葉が良く出てくる。二ノ宮さん演じる天才医師の優しさが垣間見れる場面も。
最近の日曜9時TBSドラマは楽しみにしているので、今後の展開に期待。


0709 暑い夜

夜中、暑くて起きる。
基本、寝る時にはクーラーを切るが、暑くて途中で起きた。
クーラーを点ける。寒くなる。布団を被る。寒いなら切ればよいが、また暑くなる。温度を上げてまた点ける。
なんてことを繰り返していたら朝が来る。
曇り空。

今日も青崎有吾さんの『地雷グリコ』を読む。
3つ目の短編『自由律じゃんけん』。半分くらいまで読む。今回は生徒会長が出てくる。キャラが濃い。己の道を行くという感じ。主人公と対決する手前まで読み進める。


青田麻未さんの『「ふつうの暮らし」を美学する』の続きを読む。特に気になっていた「第5章ルーティンの美学ーvlog鑑賞を事例として、」を読む。下記の文章を読んで、確かにその通りだなと思った。多くのことを考える必要がなく淡々とした誰かの日常をみることはとても心地良い。

自分もvlogを観るのが好きだ。日曜日の夕方はYouTubeで登録しているチャンネルの多くが、1週間の日常を投稿するタイミングなので、vlogを観る時間になっている。
何気ない「日常」。ただ、その「日常」の中にも特別な瞬間がある、確かに。書籍の中でも言及がある映画『パターソン』も大好きな映画の1つ。『パターソン』はvlog?じゃあ
『PERFECT DAYS』もvlog?…なんて思いながら読む。

私は、 vlogの魅力はいつどんなときでも観られることにあると思っています。たとえば映画や小説は本当に疲れているときにはそれらに触れることもできないのに対して、 vlogはどんなに疲れていてもぼーっと眺めて、楽しむことができるのです。

「ふつうの暮らし」を美学するp240

つまりこの立場からすれば、 vlogの楽しさは平凡な日常に対して感じるものではなく、日常が実は特別な瞬間に溢れているものであると気付かせてくれる点に価値があるということになります。いわば vlogとは、アダム・ドライバー演じるバス運転手の何気ない日常を淡々と描き出す、ジム・ジャームッシュ監督の映画「パターソン」(二〇一六年)のようなものだということになります。  こちらの説明は、私が vlogを観ているときの気持ちにより近づいたような気がしますが、まだ十分だとは思えません。

「ふつうの暮らし」を美学するp241


今週の曲。


おわり。

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