🇨🇭チューリッヒで開催されるスイスワインフェスティバルのご案内
Planscher Weinfestivals(プランシャー ワイン フェスティバル)より、この夏スイス チューリッヒで開催される”プランシャー ワイン フェスティバル”の案内をいただいた。
🍷プランシャー ワイン フェスティバルとは
スイスワイン愛好家によって運営され2024年8月30日(金)と31日(土)にスイス チューリッヒで開催される個性的で楽しいワインフェスティバルだ。
このフェスティバルの特徴は、出品者であるワインメーカーとスイスワインを愛する来場者が同じ目線で高品質かつサスティナブルなワインとの新たな出会いをコンセプトにしている。
歴史的にワインの世界では、大企業とメジャーな流通組織による寡占が進み中小企業・家族経営のワインメーカーがはじかれる傾向がある。
その結果、本当に消費者が求める美味しくて、クオリティーの高いワインが消費者のもとに届かず、幻のワインとして埋もれてしまうことも多い。
プランシャー ワイン フェスティバルは、それを打破し、造り手と消費者をマッチアップして両者のwin win関係構築を目的としている。
これら本物のスイスワインとの出会いによって何の制約もなく、みんなで乾杯をして人生にさらなる喜びをもたらそう。
同時に様々なスイスワインの世界を身近に楽しむ。
今年は18のスイス国内のワインメーカーが招待され、テイスティングやスイス料理とのマリアージュを楽しみながら入場者のワインに関する質問に答える。
これらのワインのセレクションには、ほぼスイス全土のテロワールのワインが出品されている。
それによりスイスは狭い面積の国土ながら、豊富な種類と多様性のあるワインを擁する国は世界中にない。
その素晴らしいスイスワインの体験をみんなで一緒に楽しんで、あなたのお気に入りスイスワインを発見しようという内容だ。
🍷招待ワインメーカー
・ガット・ルジ
・ブロジェ
・ボネット・デュ・フー
・ディヴェルノワ、
・プティ・シャトー
・オー・ファヤ・ファーム
・ヴェーゲリン
・オッティガー
・ホークソン
・コップ・フォン・デア・クローネ・ヴィジーニ
・カロズ
・マリオッコ
・リュティ
・テヌータ・サン・ジョルジョ
・マリー・テレーズ・シャッパズ
・ベクテル
・モナション
招待ワインメーカー詳細
18のワインメーカーが招待させているが、残りの1社は現時点で未発表。
🍷招待選択基準
・高品質のワインを生産
・中小企業
・ワイン生産におけるサスティナブルな持続可能性の活動を実施
・美味しいワインを生産
それらに加え、革新的にチャレンジを続けながらオープンで、コミュニケーション力があり、フェスティバルの来場者と共感できるダイナミックな人材がいる。
上記の厳しい基準をクリアーしたワインメーカーが招待されるシステムだ。
🍷プランシャー ワイン フェスティバル要項
日時:2024年8月30日(金)~31日(土)
開催場所:ビンツ&クンツ チューリッヒ
🍷主催団体 Planscher Weinfestivalsとは
スイス ワインとその造り手にステージを提供するために設立した団体。
この団体のミッションは、スイスワインをできるだけ身近なものにし、新しい方法で紹介すること。
このフェスティバルにより、ワインメーカーと消費者の間の直接の交流を可能にする。
設立の中心メインバーは9名。
設立時に心掛けたことは、次の3点
・独立して干渉を受けない
9名のワイン愛好家は、経済的、政治的利益に関係なく、スイスワインをワイン愛好家にもっと近づけるために団体を設立。
スイスワインへの情熱に注目が集まる以外、何も求めす既存の大企業や組織とは一線を画す。
・常に公平
政治的、経済的利益を追求していないので、ワインメーカーを選ぶのは自分たちの意思で自由に。
持続可能性、創造性、品質を象徴するワインメーカーを選ぶ。
このこだわりにより、過去にこれまでにないワインメーカーを選んできた。
・多様性を支持
スイスのように国土面積は小さな国ながら、これほどテロワールと多種多様なブドウ品種の恩恵を受けている国はない。
つまり、ワインもスイスの人々と同じように個性的で多様なのだ。
私たちが参加者と一緒に讃え祝いたいのは、まさにスイスワインのダイバーシティ(多様性)。
仕事も環境も違うスイスワイン愛好家の9名によって組織されたこの団体だからこそ可能にしたプランシャー ワイン フェスティバル。
ゆえに、従来の大企業・メジャーのスポンサーから独立したスイスワイン愛好家によるインディペンデントな組織なので、チケットによる興行収入はない。
参加希望者は、以下のwebサイトよりチケットを事前購入するとのこと。
私も是非 参加したい。
参加するだけではなく、10人目のメンバーに名を連ねて、何かお手伝いをさせていただきたいと思った。
ただ個人的にこのフェスティバルに参加するためには、2つのことをクリアしなければならない
・心筋梗塞リハビリを怠らず、医師から長時間のフライト許可をいただく。
・ワインの詳細を理解するためには、チューリッヒが存在するスイス・アルモン地方(ドイツ語圏)のドイツ語を学ぶ。
蛇足だが、3月2日に在大阪スイス領事館で開催されたSwiss Society of the Kansaiの年次総会とパーティーに参加した。
このフレンドリーな組織のスイス人メンバーの方々は、スイス・アルモン地方(ドイツ語圏)の出身者が多いようだ。
私と妻には、気を遣っていただき英語と時々日本語で話してくださった。
しかし、仲間内ではドイツ語が飛び交っており、いくら聞き耳を立ててもチンプンカンプンだった。
そこで手始めに、スイスやドイツで人気の日本人ヨーデル歌手 Takeo Ischiさんの"New Bibi-Hendl"でドイツ語に慣れることから準備をしよう。
いずれもハードルは、高いがチャレンジする価値がありそうだ。
このプランシャー ワイン フェスティバルに興味のあるスイスワインを始め、ワイン愛好家のみなさん。
スイスにお住まいのみなさん、ドイツ・オーストリア・リヒテンシュタイン・フランスなどの近隣諸国にお住まいのみなさん。
来たる夏、スイスワインの沼に飛び込んでみてはいかがでしょうか?
スイスワイン🇨🇭それはワインラバーに残されたファイナルフロンティア
アビアント(à bientôt)
この記事の執筆者
🇨🇭ソムリエ シャスラ
スイス プロフェッショナル ソムリエ協会(ASSP)所属ソムリエ/国際唎酒師(英語)/世界唎酒師コンクールクォーターファイナリスト