お笑いの世界で働きたい!

私の夢は、お笑いの世界で裏方として働くことだ。

そして、笑いで救える人すべてを救いたい、というあまりにも身の丈に合わない夢まで持ち合わせている。

新卒でこの夢は叶わなかった。諦める理由は見つかっていない。

新卒切符を捨てて夢を追う、と早々に決めてからというもの、自己分析や志望理由などを様々な角度から考え直した。それをここに書き出しておきたいと思う。


この記事が、いつも読んでくださる方の何の役にたつかわからないけれど、志望理由のブラッシュアップ等の参考になればうれしい。(なるか?)


私の夢(=お笑いの世界で裏方として働くこと)はいくつかの理由で構成されている。大きく分けてこの3つだ。

①ユーモアの近くで生きていたいから。
(なぜ、お笑いという分野なのか?の理由)

②人を支えているときの自分が、1番戦闘力が高いから。(なぜ、芸人ではなく裏方なのか?の理由)

③ユーモアで救いたい人がいるから。
(何を成し遂げたいのか?の理由)



まず、①ユーモアの近くで生きていたいからについてだが、この気持ちについては、少し前にこちらの記事で書いたので割愛する。


次に、②人を支えているときの自分が、1番戦闘力が高いからについて。

私は、高校3年間、女子水泳部のマネージャーをしていた。正直、「これが天職か...?」と思いながら動いていた。頭のてっぺんからつま先にまで、今まで経験したことのなかった充実感がいっぱいに詰まって、いつも体がはち切れそうだった。選手の頑張りは、そのまま直で部室掃除のエネルギーに変換されたし、ゴキブリ退治に全役買った。

私は、基本的に人と競うのが心底嫌いでそんな場面を想像しただけで心がヒリヒリしてくるのだが、リングにあがるのが自分じゃないとわかると、それはそれは燃える。

自分が日々奉仕し続けた選手が飛び込み台に上がり、肩を回しているのを見るだけで脳汁がでて倒れそうになるほど興奮した。できることは全部させてくれ、と全身に力が沸いた。「お前ら、全員かかってこいよ、(うちの選手に)」と謎立ち位置で鼻息を荒くしていた。

私の人生の中で、1番戦闘力が高かったのは、間違いなく水泳部のマネージャー時代だと思う。

仕事をするなら、戦闘力は高い方がいいだろう。

私の戦闘力は、人を支えている時にグッと高まる。


最後に、③ユーモアで救いたい人がいるからについて。

私には、個人的に救いたい人がいる。もちろん生きづらさを感じている全ての人を救いたいというのもあるが、その筆頭としての、1人がいる。

大好きな叔母だ。

52歳の叔母は、最近になってようやく発達障害であることが判明した。これまでの真っ黒な絡まりがほどけるように、叔母の生きづらさは多少解読可能なものとなった。

ただ、発達障害は先天的な脳機能の偏りが原因であるため、薬などで完全に治癒するものではない。

病名が判明したところで、叔母の生きる世界は変わらない。逆に、野次馬根性をむき出しにしてくる人がいたり、障害者だからとフィルターをかけられることもあるかもしれない。

私はそんな叔母に、ユーモアのある世界をプレゼントしたい。

お金でも、薬でも治癒しない苦しみには、ユーモアが1番効くのだ。


ユーモアによって、悩みを一撃で笑い飛ばせなくたって、その悩みにユーモアをひと匙でもふりかけておけば、いつかそこから芽が出るかもしれない。

悩みの隣で生きながら、その隣にユーモアも置いておけば、いつかユーモアが悩みを侵食してきてくれるかもしれない。

私がお笑いの世界に身を置いて、おもしろコンテンツをたくさん作ったり、その一助となったりして、いろんなユーモアを叔母の元に届けたい。ライブを制作したら、叔母を招待したい。

全部一回投げ出したくなっちゃう世の中だけどさ、そんな今を連れたままでいいから、もう少しだけ一緒に笑って生きてみようよ!


日本には、死ぬまでに観きることのできない量のお笑いがある。文化としてのお笑いがちゃんとある。

だから今は大丈夫じゃないかもしれないけど、大丈夫だよといって救いたい。


叔母の笑顔を、世界はまだ見ておくべきだ。

ああ、やっぱり私は絶対に夢を叶えたい!

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