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子どもの頃の驚き 『ファーブル昆虫記』

 この本は、多くの人が子ども時代に読んだことと思います。いろんな昆虫の生態が観察されているのですが、自分の記憶に残っているエピソードで、1匹の雌の蛾に夜になって、たくさんの雄の蛾が集まってきたというものです。

 現代では、フェロモンと言うことで説明される現象でしょうが、この話を読んだ時には、本当に驚いたのを憶えています。ファーブル昆虫記に書かれている昆虫は、当然ですが日本とは異なるので、当時の自分は想像で、ずいぶん補っていました。

 自分のこの経験はのちに、小学校低学年の夏休み昆虫採集へと繋がっていく。今思うと、昆虫たちに申し訳ないと手を合わせたい。飼育したのでなく、昆虫採集だったからである。

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