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「授業が単調になりがち」・「文法の授業を楽しくしたい!」・「実用的な練習がしたい!」そんな先生にお薦めのテキストがあります!



『中級日本語文法を教えるためのアイディア集』使っていたら、こんな効果がありました!

・文法の授業がおもしろくなった!
・学習者が文法の学習に積極的になった。
・JLPTのための文法学習が、実用的になった。
・5分や10分時間が残ってしまった時にも、サッと取り出してすぐできる!
・お互いを知るいいきっかけになった
・笑いが増えた!


そうなんです。
文法学習というと、「つまらなそう」「難しそう」などとあまり積極的にやりたがらない学習者が多いのではないでしょうか。

それを変えてくれるのがこのテキストなんです!




私が日本語教師になったのは、今から約20年前。
その間にテキストもだいぶ選択肢が増えてきました。

私の家にも、かなりの冊数のテキストがあります。


かつてはどこの教育機関においても、『みんなの日本語』がメインで使われていました。現在は、学習目的や興味に合わせて、教材を選ぶことができます。いい時代になりました。





私は2015年からオンラインで日本語を教えています。

現在、1対1をメインに、2対1や7対1のクラス授業もしています。1回の授業の長さは1時間が多いですが、1時間半や2時間ぶっ続け授業もあります。頻度に関しては、1週間1回、2回、それから3回の学習者も数名います。

1週間に1回、1回1時間の授業の場合は、毎回の授業の始めに、この1週間の出来事をお互いに話したり、前回の授業の振り返りをしたりします。体が温まってきたら、新しい内容に入るという流れですね。


ですが、1回に2時間授業したり、1週間に3回あるような授業の場合には、やはり気分転換ができる内容が必要です。




授業内容や要望も学習者によって異なりますよね。

私の学習者にも、
・日本に行った時に、日本語でコミュニケーションできるようにしたい!
・JLPTのN1に合格したい。
・仕事で日本語を使う。
・日本や日本の文化が好き!
・第二言語として日本語を学んでいる。

などなど、学習者それぞれ色々な理由や目的があって、日本語を学んでいます。


いずれにしても、文法はとっても大切。自分の伝えたいことをより近い意味で伝えたり、毎回同じ言い回しにならないようにしたり、もちろんJLPTに合格するためにも文法は必須と言えます。

特に日本語は、文法を使うことにより自分の気持ちを多様に表現することができます。

こういうことが分かると、「日本語って難しい!」から「日本語っておもしろい!」に変わると思います。




そんな文法学習や文法の授業を変えてくれるテキストがこれなんです!

『中級日本語文法を教えるためのアイディア集』!!!


文法の授業を楽しくしたい! 授業を変えたい! 
そんな悩みを持つ先生におすすめの1 冊です。

本書には、中級レベルの157の文法項目に関する165の活動のアイデアがつまっています。豊富な例文とともにクイズ形式や応答練習などの活動案が提示されているため、すぐに授業に利用可能です。

また、活動タイプに合わせた進め方や指示の例も掲載。授業設計のサポートとなるでしょう。
学習者が、楽しく、無理なく文法の練習ができるヒントが満載です。

紹介文より


内容はこんな感じ。これ以外にも教室活動の種類が豊富。

『中級日本語文法を教えるためのアイディア集』より一部を抜粋



お互いの理解を深めるツールとしても使える!

アイスブレークの時に、「この1週間どうでしたか?」とか「最近お仕事どうですか?」とかは聞きますよね。でもやっぱりそこまで相手のプライベートな部分を聞くのは躊躇してしまうことも。


でも、文法の練習問題として、このように提示されていればお互いに聞きやすい!おもしろい質問もたくさん用意されています。


こうやってお互いの理解が深まると、授業内容もその学習者により沿ったものを提供することができます。


それに、なによりも「やっていて楽しい!」というのが一番大きい!






最後に、私がどのようにこのテキストを授業に取り入れているのかお話ししますね。


一番よく使うのは、【気分転換】の場面です。

例えば、毎週火曜日に2時間の授業を受けてくれている学習者がいます。レベルはN3くらいです。


メインで使用しているテキストは別であります。


2時間の授業構成は大体こんな流れ。

アイスブレイク
  ↓
前回の振り返り
  ↓
メインテキストの内容
  ↓
『中級日本語文法を教えるためのアイディア集』より 20分から30分ほど
★ちょうど1時間経過くらいのタイミングで

  ↓
メインテキストの内容に戻る
  ↓
クロージング


気分転換の内容は、その日によって変わります。時にはニュース記事や私が準備した別の内容などをやったりします。


このテキストのいい点をもう一つ

【あらゆるレベルの授業で使える】ところです。


上記の学習者はN3レベルでしたが、N2やN3の学習者とやっても楽しめます。そして、N4レベルの学習者とも、少し説明を加えれば進めることができます。



本当に工夫されていて、楽しめる要素満載のテキストだと言えます!!


授業準備って時間がかかりますよね。
そんな先生の助けにもなってくれると思いますので、是非お手に取ってご覧ください!



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