クラシックバレエで心も身体も健康に
クラシックバレエとの出会い
前回、タイ古式マッサージの出会いから、「10数年たってスクールへ」で終えましたが、実はその間に、色々なことをやっていました(笑)
その一つが「クラシックバレエ」です。この出会いがなければ、私は今頃、運動にも身体のメンテナンスにも興味をもたず、身体の不調を抱えたまま看護師を続けていたと思います。
「クラシックバレエ」との大きな出会いは、偶然友人からKバレエカンパニーのチケットをもらって、はじめて全幕バレエを観に行った時です。
熊川哲也さんの力強くダイナミックな踊りをみて虜になり、「私もあんなように踊ってみたい」と思い、劇場を出た時には「バレエを習いに行こう」と決めていました。
早速、カルチャースクールや、いくつかの教室を調べてみて、家から一番近い、大人向けの「美容科」のあるバレエ教室に通うことになりました。
いつの間にか身体の不調が減っている?
そして、20代半ばで「クラシックバレエ」を習いはじめ、体力もない、全くわからないところから、先生方や先輩方、そして初心者仲間に支えて頂き、楽しく続けていきました。
ある時気が付くと、それまで抱えていた色々な不調が消えていました。
月経前症候群によるイライラ、喘息症状、腰痛
慢性的な身体の疲れ
仕事のストレス …
クラシックバレエの効果 身体編
クラシックバレエは、音楽に合わせて、決まった形を組み合わせて踊って行きます。私の通っているクラスでは下記の流れで進んでいきます。
①動的ストレッチ&筋トレ (基礎体力向上)
②バーレッスン (バーにつまり基礎の形を練習)
③センターレッスン (バーに掴まらずに形を練習)
④ポワント (憧れのトウシューズ訓練)
⑤バリエーション (作品の踊り)
※④⑤は場合による
形は決まっているものの、形の組み合わせ(振付)は毎回その場で先生が指示を出します。
先生の振付を集中して覚え、自分の身体感覚を最大限にして、ピアノの音に合わせて身体を動かして行きます。
そうすると、今まで日常生活のなかでは目を向けることのなかった、身体の細かい所まで目を向けるようになっていきました。
もっと上手くなりたい、もっと身体を動かせるようになりたい。自然とそう思うようにもなっていきます。
上手くなるために、バレエの解剖セミナーに参加したり、ピラティスをやってみたり、個人レッスンをしてみたりしていきました。
また同時に、健康的な食生活や生活、身体のケアに目を向けるようになっていきました。
そんなバレエ(運動)と生活習慣の改善が身体を健康に導いて行ったのです。
今考えると当たり前のことですが、当時はそんなことも考えられず、情報収集もしていませんでした。
看護師を目指して学生になり、そこから不規則な生活習慣と、欲望のままの食生活(笑)、健康を維持できるわけがありません。
クラシックバレエの効果 心編
また、身体だけではなくて、心も安定していきました。
少しのことで不安になったり、特に生理前にはコントロール出来ないイライラ感に悩まされていましたが、それらもいつの間にか消えていました。
バレエでは、先生振付や注意に集中して、自分の身体にを感覚に集中し続けます。
それは、一種の瞑想「マインドフルネス」だと思います。
特に、私の通っているお教室は、「上手くなるのも大事だけれど、気持ちよく身体を沢山動かすことが大人にはもっと大切」と仰る先生で、それもとても自分に合いました。
まず、怪我をしない、でも楽しめるように、本当に丁寧に手取り足取り教えて頂き、「憧れのトウシューズ」も履くことが出来ました。
レッスン後は身体を動かした爽快感と、心のスッキリ感、本当に心身ともにリフレッシュ出来ます。
芸術にも触れる余暇
また、先生の素晴らしいお手本、生演奏のピアノ、上手い先輩方と一緒に踊るなど、芸術を身近で触れられるようになり、休日にはバレエの舞台を観に行くようになりました。
家で昼まで寝て、ゴロゴロして1日が終わっていた休日とは全く違う使い方です。
そんなこんなで、身体のメンテナンスオタク、素人健康オタクになっていきました(笑)
皆さんも「クラシックバレエ」をはじめたら、人生がかわるかもしれませんよ?