淡く優しく柔らかい
やってみたい、やってみたい…
そう思いながら早数年。思っているうちにすっかりアナログ人間になってしまい、自分に何が書けるのだろうと思いながらも設定しながらなんだかプロのようなデザインにドキドキしながらわくわくしています。
ただいま、静岡と名古屋を行ったり来たりしながらお身体に触れさせていただくお仕事を生業にしているボディワーカーです。
触れるベースとしてはクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を主にしたセッションを提供させていただいていて、現在それらを深めながらYielding embodiment®という身体技法を学んでいます。
施術というと提供者として、セラピストが受け手の方に何かを与える、ということが一般にされています。
私はセッション、という言葉を使います。
あれがいいよ、これがいいよと話している時には口にしますが、身体と身体で触れる時、こちらが何かをしてあげる、「与える、変える」というモードではなく、その方の中にもう既にある生きる力を引き出すお手伝いをするために「介在」させていただく。
スイッチを押してその力が引き出されていくのを見つめている。そんなお仕事です。
セッション中、眺めていると空間が段々淡く優しい光の中にいるように柔らかく変化していくんですね。
美しいなあと思って眺めている、実はそんな時に身体の深い奥の方では変容の動きが刻々と進んでいる。
受けてくださっている方は寝ていたり、半眠半覚で無意識と意識の間を行ったり来たりされて起きながら夢を見ていたり。
身体の方はより自由に、スムーズに流れの起きる方へ筋反射でピクピク動いたり、表面的には動いていないのだけれども中の、奥の方で何かが働いている。
その方それぞれのプロセスが進行している。
神経系が休まり適切に働くようになることで、感受性が豊かな方がそれまで刺激が過多で圧倒されていたものに対し、整理されて細やかに観察できるようになり美しさを享受できるようになったり。
階段を登るような方もいるし坂道を進まれるような方もいる。
「正しい」「こうあるべき」のコントロールの外側で、
その人が本来のその人になっていく。
生命が輝く、その瞬間を垣間見させていただく。
そんなありがたいお仕事をさせていただいています。
『マインドフルに本来の自分に戻る』
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