宇多田ヒカルと愛することについて
宇多田ヒカルの『One last kiss』が好きで、今年の春はそればかり聴いていた。なんなら屋久島旅ではそればかり聴きながら車を飛ばしていた。
故郷は私の大事な場所でありながら、愛おしい、幼い自己中な自分が暴れまわった記憶で一杯だ。沢山の人を愛そうとして、結果傷ついたり傷つけたりした思い出がしっかりと風景に刻まれすぎていて、ふと蘇る記憶に苦笑を通り越して恥ずかしくなる。
もう触れることは無いだろうと思っていた記憶がするりと頭に浮かぶとき、あまりにリアルなその手触りに、思