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PENTAXの「カスタムイメージ」が面倒なことをしたくない人にこそオススメできる理由
お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、私がnoteに載せている写真は、基本的にjpg撮って出しだ。
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いつもジュースのようなものばかりを頼んでいる
なぜ撮って出しで載せるのか、理由は2つある。
① カメラにある機能を活用したい
② 現像が面倒である
大学卒業後、7年ほどはグラフィックデザイナーとして働いていたため、adobeのソフトは使えるし、今でもコンプリートプランで契約をしている。
現像もやろうと思えばできるのだが、写真を撮った事実に満足して、家に帰り着く頃には後工程に興味が失せているのだ。
そんな気持ちに共感をいただける方やもっとライトに写真を楽しみたい方、カメラを買ったけど思っていたような写真が撮れないという方、ぜひPENTAXとカスタムイメージをオススメしたい。
PENTAXのカスタムイメージとは?
どこのメーカーのカメラにも、色のイメージを変えられる機能はあると思うが、カスタムイメージもまさにそれだ。
PENTAX公式サイトにはこのように紹介されている。
PENTAXのデジタル一眼レフカメラには、フィルムを交換する感覚で画作りを変えられる機能、“カスタムイメージ”を搭載しています。被写体やシーンに応じて画作りを切り替えるデジタルならではの手軽さに加えて、それぞれのカスタムイメージを自分好みにカスタマイズできる柔軟な設定項目を備えていることも特長です。
そう、まさにこの説明の通り、画作りのカスタマイズ性が高いのだ。
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千葉の佐倉へ行ったとき10月なのに
まさかのひまわり畑が出現し驚いた
私はここに魅力を感じているし、これがPENTAXをオススメしたい理由の一つでもある。
カスタムイメージで撮って出しが楽しくなる
冒頭でも述べたように、私は写真をほぼほぼjpg撮って出しで楽しんでいる。
それは別に、jpg撮って出し信者というわけではないし、考えを押し付ける気もない。
だが、写真を撮ったら、そのまま気にいるものに仕上げられるカスタムイメージは、カメラや写真をもっと気軽に楽しめる方法であるとは思っている。
カスタムイメージの表現は無限大
カスタムイメージは、通常のものが14種類ほどあり、レンズとの組み合わせで使える限定のものが4種類ある。
(この限定4種類のネーミングは、センスがあり、とても可愛い)
カスタマイズできるパラメーターは彩度や色相、コントラスト、シャドウ、ハイライトなどの基本的なもののほか、調色が可能なものまである。
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足だけ止まっているように見えるのが面白い
カスタムイメージを設定するだけで、ガラッと雰囲気を変えた写真が撮れるのだが、この詳細カスタマイズをすると同じカスタムイメージでも全く別のものになる。
さらに、ホワイトバランスとの組み合わせ次第で、画の仕上がりが大きく変わるので、表現はもはや無限だ。
作例紹介
さて、実際の作例紹介をしようと思う。
今回は、六本木へ繰り出してみた。
まずは、これをみてもらいたい。
2つの写真は、同じ時間、同じ場所で撮ったものだ。
それぞれ出したい雰囲気に合わせて、カスタムイメージとホワイトバランスを設定して撮ってみた。
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ベースは「銀残し」という設定
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ベースは「里び」という設定
自分としては、対極な表現ができているように感じているし、カメラから取り込んだだけだが、それぞれ気に入った仕上がりになっている。
次に、こちらの写真だ。
(一部構図が違うが、そこはご容赦願いたい)
最初は、東京タワーが赤いので、赤を出したくて暖色寄りの設定で撮ってみた。
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少し古い写真のような印象
しかし、全体が暖色だと、どうも東京タワーが目立たっていない。
そこで、カスタムイメージを変更して寒色寄りにしてみる。
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だが、想定と違い、このカスタムイメージと設定では、東京タワーの色まで褪せてしまった。
そこで、彩度やコントラストを上げてみる。
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悪くはないが、なんとなくスタイリッシュさを感じないため、試行錯誤は続く。
ここから、また少しカスタムイメージの調整とホワイトバランスの変更をしてみた。
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結果、東京タワーに目がいく&六本木の雰囲気にも合いそうな、このイメージに落ち着いた。
この設定であれば、下の道路を入れても東京タワーが目立つ。
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最後に
今回は、それぞれの写真の詳細設定などは割愛したが、もし今後興味を持ってくださる方がいれば、パラメーターや詳細設定の公開もしていきたいと思う。
今回の目的はあくまでPENTAXのカスタムイメージの良さを知ってもらうこと。
撮る段階で試行錯誤すれば後工程を全部省ける、このような形で楽しむのも悪くなさそうだと思っていただけたら幸いだ。
📷PENTAX KF