金木犀の香りを好きになったのはいつからか(SIGMA fpで撮った花の写真を載せたいだけ)
今回は、SIGMA fpで花を少し撮っていたのでその関連の話をしようと思う。
金木犀の香り
秋の花といえば、コスモスや彼岸花、桔梗、金木犀などがある。
私はこれらを見ると、冬がくるなぁという哀愁を感じるし、春を知らせる桜を見たときのような期待や喜びは感じない。
しかし、最近、金木犀の香りが好きになったのだ。
いきなり、なんの話だと思うかもしれないが、金木犀の香りは、過去、自分にとってトイレの芳香剤のニオイでしかなかった。
特に、小学生の頃なんて情緒のかけらもなく、暇さえあれば外に出て、探検と称してあらゆる場所へ不法侵入し(これはもう20年以上も前の話だから時効だ)、木に登り、自分の名前を壁に落書きして当たり前だが即バレて先生に怒られ…
思い出すだけでも、なかなか…好奇心あふれる子どもだった。
そんな子どもが、香りに興味を示すわけもなく、トイレの芳香剤のニオイとして認識していたのである。
さて、では最近はどうか。
今では、不法侵入はしない常識を身につけると同時に、秋になり香る金木犀に物悲しさを感じて、少ししんみりする。
決して「トイレのニオイがする!」とは騒がなくなった。
香りと体験
さて、香りというものは、情報と体験で感じ方が変わるという。
例えば、日本人にとって納豆や醤油は身近であり、ニオイを嫌がる人は…まあ、ほぼいないとしよう。
しかし、外国人に至っては、少なくとも日本人よりは嫌がる可能性が高い。
要するに、それが食べ物という認識があるのか、慣れ親しんだものなのかなどから、脳が好き嫌いを判断しているらしいのだ。
多分、小学生の自分は、金木犀のニオイをトイレの芳香剤と結びつけて覚えたのだ。
だから、長らくそう認識していたのだと思う。
しかし、一人暮らしをして、自分でドラッグストアで日用品を買いに行くようになり、金木犀の香りの商品を見つけるなどの経験をして、金木犀=秋と認識を改めた。
もしくは、金木犀の香りっていいよねと、誰かから言われたのかもしれない。
そういう過程を辿り、香りが好みであるとして落ち着いた。
結局、人を形成しているものは、生まれ持った何かという話ではなく、その後の体験や得た情報が大きく影響してくるので、後天的に変えることも可能だと思うのだ。
体験を増やす
で、この話をなぜ書いたのかというと、タイトル通り、単純に花の写真があって、それを載せたかったからだ。
内容に特に何かの意図があるわけでもないし、さして重要でもない。
ただ、体験が自分を作っている要素なのであれば、これからもたくさん好きなことをしたいと思う。
そして、あー楽しかったな!と思いながら、明るく爆笑しながら死んでいければいい。
まあ、寿命を考えると、まだあと人生数十年残っているのだが(笑)
📷SIGMA fp
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