インテリアから学んだ事
「カッコ良くならない」「なんか違う・・・」
Youtubeでさまざまな方のデスクツアーを見ながら自分のテレワーク環境およびデスクの見た目をよくしようという欲が湧いてきました。
私は凝り性だし趣味もいくつかあったのでお気に入りの道具たちを配置してみたのだが、どうも違う。こんなはずじゃなかったのになぁ。どうしてカッコ良くならないんだろうな?
しばらく悪戦苦闘したのち、インテリアに大事なのは道具そのものではなく、道具の置き方、それによって生まれる関係性によって初めて価値が出る事に気づいたのは2ヶ月後でした。
自分だけではどうしようもなかったため、基礎的な用語をから勉強することにしました。「シンプルモダン」「ナチュラル」といったいくつかの代表的な系統が存在しており、最終的なゴールはどうしていきたいのかを決める必要があったようです。
また、インテリア用語では置くものの事を「コンポーネント」と呼ぶらしいですね。コンポーネントには良いものも悪いものものない。ただ、そのコンポーネント自体が放つ、空気感、世界観が成分表のように含まれており、例えばナチュラル40%、モダン20%という性質をもったライトを置くと、そのデスクはナチュラルに近づき、ちょっとだけモダンな雰囲気も出るといった感じです。
あるべき姿を決め、各コンポーネントの質を吟味してから配置したら統一感が出て、少しずつ面白くなってきた。あえて世界観から外れるアイテムを少し置いてみることで良いアクセントとなり、さらに面白くなるんじゃないかと。
どうしても最初の頃は「何を置くか」の「何」にこだわってしまうものだが、それをきちんと引き立たせるには全体を考える必要がある。全体像がしっかりしているからこそ、個々のアイテムの個性が引き出せる。これはインテリアだけでなく、文章、絵、ITシステム、プログラム、楽曲、料理、組織全ての創作物に言える事なのでしょう。
目指すべき全体像を解像度が高い状態でイメージできること。それに沿った最適なアイテムをチョイスできるようになること。普通の人はコレができないからお金になるんだろうな。少しでも良い提案ができるように一歩でも近づきたいです。