大卒一斉採用という慣習について考えた夜
今夜は、最近話題の新入社員の初任給引き上げについて、じっくり考えてしまいました。
SNSを眺めていると、「自分より新入社員の給料が高くなる」という声が目立ちます。
確かにその気持ち、分かります。
でも、ふと考えると、そこで悔しがったり、落ち込んだりするのって、なんだか違う気がするんです。
だって、給与に不満があるなら、交渉すればいいんじゃないでしょうか。
それこそが、自分の価値を正当に評価してもらうためのアクションだと思うんです。
それに、もっと根本的な疑問があります。
なぜ、日本はまだ「大卒一斉採用」にこだわり続けているのでしょうか。
今の時代、学生たちはインターンシップで実践的な経験を積み、中には起業経験のある人もいます。
その多様な経験や能力を、なぜ一律の基準で評価しなければならないのでしょう。
「横並び」という言葉。
一見、公平に聞こえますが、実は大きな落とし穴があると思うんです。
努力する人もしない人も同じ評価というのは、本当の意味での公平とは言えないはずです。
むしろ、頑張る人の意欲を削ぎ、結果として日本全体の競争力を弱めているのではないでしょうか。
理想を言えば、インターンシップを通じて学生の実力を見極め、その貢献度に応じて初任給を決定する。
そんなシステムの方が、若者たちのモチベーションを高め、企業にとっても優秀な人材の確保につながるはずです。
最近のニュースを見ていると、少しずつですが変化の兆しも感じます。
一部の企業が新卒初任給を大幅に引き上げたのも、従来の横並び文化からの脱却を目指す動きかもしれません。
でも、まだまだ道のりは長そうです。
日本の企業文化を変えるには、私たち一人一人が「当たり前」を疑い、声を上げていく必要があるでしょう。
今夜、こうして考えを巡らせていると、日本の雇用システムは確実に転換期を迎えているような気がします。
これは決して悪いことではなく、むしろチャンスなのかもしれません。
一人一人の価値が正当に評価される社会。
そんな未来に向けて、小さな一歩を踏み出す時期なのかもしれませんね。
明日は、この考えをもう少し深めてみようと思います。
変化は、きっと私たち自身の意識から始まるはずですから。